■はじめに
カーオーディオというと車で使うもの
でも、カーオーディオ用の電源を用意して、スピーカーをつなげれば、家でカーオーディオを使って、音楽を楽しむことができます
・いい音をコンパクトに楽しみたい
・家のお気に入りスピーカーを使いたい
・こだわりのオーディオで楽しみたい
・カセットやMDを楽しみたい
・買い換えで余ったカーオーディオを使いたい
そんな部屋で楽しむオーディオの1つとしてカーオーディオをホームオーディオとして使うのはいかがでしょう?また、カーオーディオをお手持ちのホームオーディオと連携(繋いで)楽しむのはいかがでしょう?
ここでは、カーオーディオの特長から、カーオーディオをホームで使うメリット・デメリットについてご説明したいと思います
写真はカーオーディオ CD45Z(Nakamichi 社製)を、弊社製品LE802に入れ、Victorのウッドコーンスピーカーを接続したものです(ガラス調天板はオプションです)
■カーオーディオで再生できるもの
最近のカーオーディオで再生できるものは、CDやDVD、USBメモリ、iPhoneやAndroidなどのスマートホン、iPod touchのような携帯音楽プレイヤーなど多彩です。特にスマホやタブレット、携帯音楽プレイヤーとBluetoothで接続して、ワイヤレスで楽しめるカーオーディオもあります
また、種類は少なくなっていますが、今でもMDが再生できる機器も販売されています(2015年8月現在)
このように多彩なカーオーディオを使えば、あなたのスタイルにあった音楽を楽しむことができます。たとえば、ネットからダウンロードした音楽を、外出先ではスマートフォンとヘッドホンで、家ではカーオーディオとスピーカーで。そんな使い方ができます
上の写真は弊社製品DK101を使用して、iPhoneとカーオーディオをBluetoothで接続、自宅で楽しめるようにしています
さらに詳しく:iPhoneをいい音、こだわりのスピーカーで手軽に楽しむ
また、中古カーオーディオになりますが、カセットカーオーディオを使えば、カセットをステレオで楽しむことも可能です。家にあるカセット、聴きたいけれど再生機が・・・。そんな時、ご検討下さい。ちなみに中古カーオーディオはカーショップやリサイクルショップで購入することができます。
■カーオーディオはコンパクト
ご存じの方も多いと思いますが、市販のカーオーディオはとてもコンパクト、大きさは1DINや2DINサイズといわれているものが主流です
左写真の左側が1DINサイズ、右側が2DINサイズです。CDと比較するとそのコンパクトさを実感いただけると思います
ちなみに、1DINサイズは、幅17.8cm×高さ5cm、2DINサイズは横17.8cm×高さ10cm(1DINの2倍の高さ)、奥行きはカーオーディオによって異なりますが、概ね18cm以下です
カーオーディオであれば、机のちょっとしたスペースや、パイプラックや本棚などにも置くことができます。アンプ内蔵のカーオーディオを選べば、下の写真のように、カーオーディオとスピーカーだけで音を楽しむことができます。
下写真はメタルラックに置いたカーオーディオです。弊社製品DK101を使って、使わなくなったスピーカーをカーオーディオに繋いで動作させています
■コンポーネントステレオのような使い方
今のホームオーディオの主流は「ミニコンポ」や「システムコンポ」。アンプやスピーカーなどが全てセットになっているオーディオ製品です。購入してすぐに使える便利さはありますが、自分好みにすることはなかなかできません。
一方、自分の好みのアンプやスピーカーを選んで楽しめる「コンポーネントステレオ」も販売されていますが、高価なものが多いようです
カーオーディオであれば、リーズナブルに、しかも「コンポーネントステレオ」のように組み合わせて、自分ならではのオーディオシステムを作ることができます
例えば、オーディオの音質を大きく左右するスピーカー。話題のスピーカーや、人気のスピーカー、気に入っているスピーカーをカーオーディオに接続して、自分だけのサウンドを楽しむことも可能です。もちろん、スピーカーユニットとエンクロージャーを使って、オリジナルのスピーカーを繋ぐこともできます
写真はLC電機のスピーカーを市販のエンクロージャーに入れたのものです
■カーオーディオならではの使い方
ホームオーディオでは難しい、カーオーディオならではの使い方があります。それは、特性が異なるスピーカーを2組接続して自分の好みの音を作ることです
カーオーディオには、フロント、リアスピーカーを接続して「フロント、リアのバランスを調整する機能」がついています(FADER機能といいます)
この機能を使って、特性が異なるスピーカー、例えば「低音が得意なスピーカー」と「高音が得意なスピーカー」を、アンプ内蔵カーオーディオに繋ぎ、FADER機能を使って、前後バランスを調整することで、イコライザーでは味わえない自分好みの音質に調整することも可能です。
弊社イベント「音えあ」にお越し頂いたお客様からは、音が立体的に聞こえる、人の声が澄んで聞こえる等のご意見を頂きました。
写真は弊社製品LE801にカーオーディオを組込み、フロント、リアに異なるスピーカーを接続しているところです
さらに詳しく:カーオーディオならではの使い方、2組のスピーカーで音を楽しむ
(
動画もあります)
■堅牢です
カーオーディオはホームオーディオでは考えられないような環境、つまり、振動や埃が多く、温度変化の激しい車の中で使われることを前提に設計されています。
ですから、ホームオーディオに比べると格段に頑丈といえます
実際、弊社ショールームでは、写真のように販売から20年近く経っているカーオーディオが今でも現役でいい音を奏でてくれています
写真は弊社イベント「音えあ」でも活躍している1998年製のMZ907(KENWOOD社製)、アンプ内蔵のCDレシーバーです(弊社製品LE801に組込んでいます)
また、中古市場では今でも動作するカセットやMDのカーオーディオが販売されています
■リーズナブルなカーオーディオから高級機まで
使用したいカーオーディオの機能や性能によりますが、シンプルなアンプ内蔵カーオーディオであれば1万円を切る価格で購入することができます(実売価格)
また、コンポーネントステレオのように、お金をかける機器、節約する機器といった買い方ができるのも魅力の一つです
はじめは、音質に大きく影響を与える「こだわりのスピーカー」と、安価なアンプ内蔵カーオーディオを購入して、あとからカーオーディオを強化する、高級カーオーディオデッキを購入して、まずはアンプ付きPCスピーカーで楽しむなど、自分の好みとお財布にあわせたオリジナルのオーディオシステムを構成することができます
しかも、カーオーディオは頑丈、お気に入りの機器を長く使うことができます
写真はNakamichi社製 CD700II(1999年製カーオーディオCDデッキ)を弊社製品LE802に入れ、PC用スピーカー、ONKYO社製 GX-70AX(同じく1999年製)に接続したものです。もちろん、カーオーディオならではの「あの頃のイルミネーション」も楽しめます
■カーオーディオのデメリット
このようなカーオーディオですが、デメリットもいくつかあります
一つはヘッドフォンや、レコードが使用できないこと。そして、もう一つは録音できないことです
カーオーディオにはハードディスクを内蔵してCD等をデジタル音源として取り込むことができるカーオーディオもありますが、やはり再生専用機が主流です
→弊社製品DP32を使用することで、ヘッドフォンでもお楽しみ頂けるようになりました(右写真)
■まとめ
カーオーディオはコンパクトで、好きなスピーカを繋げるなど、コンポーネントステレオのような使い方ができること、再生専用になりますが、スマホ(iPhoneやAndroidなど)、タブレット(iPadなど)、CDやMDなど様々なデバイスで音楽を楽しむことができることなど、カーオーディオの特長について説明させて頂きました
この頑丈で、多才なカーオーディオを使って、自分好みのオリジナルオーディオを部屋で楽しんでみませんか
■事例
本文中で記載させて頂いた事例です。他にも解説やお客様ご使用事例があります。是非ご覧下さい。
もっと詳しく:カーオーディオを部屋で使うには
さらに詳しく:iPhoneをいい音、こだわりのスピーカーで手軽に楽しむ
さらに詳しく:カーオーディオならではの使い方、2組のスピーカーで音を楽しむ
(
動画もあります)
さらに詳しく:カーオーディオとPCスピーカーで音を楽しむ
■弊社製品のご紹介
カーオーディオを家で楽しむための電源付ケースです
1DINサイズの市販カーオーディオに対応、ケースにカーオーディオを入れ、スピーカーを接続した上で、コンセントに繋げばカーオーディオを部屋で楽しむことができます
LE802 詳細についてはこちら
※写真はご使用イメージです
カーオーディオを家で楽しむための電源付配線キットです
1DINサイズ、2DINサイズで使用することができます。
コードの色を合わせて接続するだけの簡単接続、スピーカー端子、電源も付属しています(DK235はヘッドフォンアダプタDP32も付属)、すぐに室内でカーオーディオを楽しむことができます
DK235 詳細についてはこちら
DK101 詳細についてはこちら
※写真はご使用イメージです