お客様より、McIntosh MX5000、MCC404、MPM4000をホームオーディオとしてご使用されるにあたり、接続方法、必要なケーブルなどについてお問合せ頂きました
今回は、これら機器からなるMcIntoshシステムをホームオーディオとして使用するため、電源付カーオーディオケース LE802、弊社大容量ACアダプターP-12V210をご利用頂いた事例をご紹介いたします
右写真は今回の事例で用いた機器です(納品前テスト時に撮影)
はじめにこの事例で使用したMcIntosh社のMX5000、MCC404、MPM4000と、弊社電源付きカーオーディオケースLE802、12V 21AタイプACアダプター P-12V210について簡単にご説明します
MX5000
McIntosh社製カーオーディオ オーディオコントロールセンターです
24bit D/Aコンバータを内蔵したCDデッキとしての使用や、別売CDオートチェンジャー MCD5000と接続することにより、MX5000からMCD5000をコントロールすることができます。また、MX5000には、外部入力AUXがありますので、iPhoneやTVなどと接続してiPhoneの音楽やYoutubeの音楽、テレビの音声を楽しむこともできます
右上写真は組込み前動作確認時のMX5000(写真右)とMPM4000(写真左)です
MPM4000
同McIntosh社製 カーオーディオの周辺機器、「POWER OUTPUT METER」です
MPM4000のL/R信号入力をスピーカー端子に接続することで、「パワーアンプ部の出力電力をアナログメータで確認することができます
MCC404(右写真)
同じくMcIntosh社製のパワーアンプです
スピーカー(4Ω)を最大4台、それぞれ100Wまで駆動できます。設定によって、フロントリア左右の4CH構成はもちろん、フロント左右スピーカーのみの2CH、フロント左右スピーカー+サブウーファの3スピーカー構成等、様々なスピーカー構成を取ることができます
LE802
弊社 市販1DINカーオーディオ用電源付カーオーディオケースです
ACアダプターが付属していますので、LE802にアンプ内蔵カーオーディオを組込み、スピーカーを繋げば、ご自宅でカーオーディオを楽しむことができます。
また、背面にサービスホール(写真奥側)がありますので、デッキタイプもご利用頂けます。今回のMX5000はデッキタイプですので、このサービスホールを使用してパワーアンプMCC404、パワーアウトプットメータMPM4000と接続しています
P-12V210
大容量12V21AタイプのACアダプターです
PSE適合はもちろん、米国エネルギー省のLEVELⅥに対応した製品ですので、安全、低消費電力です
冷却用ファンはありませんので(ファンレス)、動作音はなく、音楽の邪魔をしません。もちろん、吸気口、排気口の掃除もありません
静かな環境でカーオーディオを楽しみたい、カーオーディオ用パワーアンプなど、静かな電源としてお使い頂く場合最適です
それでは本題に戻って・・・
McIntosh MX5000、MCC404、MPM4000をホームオーディオを使用するため、弊社でのMX5000やMPM4000の実績や、調査結果に基づき、LE802を用いた構成と、DK101をベースにした構成の2つをご提案をさせて頂きました
右図は、お問合せ頂い後、ご提案した「LE802を用いたMcIntoshシステム構成」です(ご提案書から抜粋)
MX5000はLE802に組込み、MPM4000はLE802をベースにしたカスタムケースに組込んでいます。なお、MX5000付属DC-DCコンバータは外だしにさせて頂きました
MX5000、及びMPM4000への電源は、LE802付属ACアダプター1つで供給するようにしています
MCC404への電源は、MCC404が定格400Wであることから(100W4CH出力可能)、P-12V210を用いて供給しています。なお、P-12V210は250W(12V 21A)であるため、電力不足のように見えますが、通常音量でお聞き頂く上では問題ないと判断いたしました
DK101をベースにしたご提案では、カーオーディオ用ケースLE802を使用する以外は、ほぼ同様の構成にてご提案致しました
その後、何度かお客様とすり合わせさせて頂いた後、最終的なMcIntoshシステム構成を決定頂き、ご注文となりました
左図は最終的なMcIntoshシステム構成です(納品時に添付させて頂いたご説明資料から抜粋したものです)
はじめのご提案からの変更点としては、LE802付属ACアダプターを削除し、P-12V210(21A AC アダプター)1つでMcIntoshシステム全体(MX5000、MPM4000、MCC404)の電力を供給する構成としています。また、MPM4000はケースに入れずにそのままご利用頂くことになりました
電源以外の配線回りは、はじめのご提案と大きな変更はなく、MX5000とMCC404はPG/ON信号を接続(※1)、MX5000とMPM4000はON/イルミ信号を接続、MPM4000とMCC404はL/R信号を接続しています(※2)
※1 ON信号とは一般的にいうリモート信号です。LE802付属スイッチのON/STANDBYによりMcIntoshシステム全体をON/STANDBYにすることができます。ちなみに「ON」は車載でいうエンジンをかけた状態、「OFF」はエンジンを切った状態と考えて頂くとイメージしやすいかと思います
※2 MPM4000 アナログメータでスピーカー出力を確認するために接続する信号です。MPM4000は2CH表示のため、今回はフロント左右スピーカーに割り当てました(MCC404の出力としてはOUTPUT1,2に接続しています)
ご注文の後、LE802への組込みが特殊になるMX5000はじめ、機器一式を弊社までお送り頂きました
お送り頂いたMX5000をLE802に組込む前に、電源や信号回りを含めて基本的な動作を確認をいたしました。写真はその動作確認の様子です。写真右からお預かりしたMX5000、MPM4000、MCC404、そして弊社テスト用P-12V210(ACアダプター)、手前は測定器(デジタオシロ)です
この動作確認の際、弊社所有スピーカーを接続し、システム全体の消費電流を測定、P-12V210で、McIntoshシステム全体の電力供給できることを確認いたしました
一通り動作を確認したのち、お預かりしたMX5000をLE802に組込み、専用の各種電源コード、信号コードを作成、配線を行った上でMcIntoshシステム全体として組上げました
左写真はLE802に組込んだMX5000と、MPM4000、MCC404です。少し見づらいですが、LE802の奥にあるのはMX5000のDC-DCコンバータです
MPM4000背面から出ている「白/灰色コード」は「L/R信号コード」で、MCC404のOUTPUT1-2に接続しています
同じくMPM4000背面から出ている「黄/黒/青/橙コード」は「電源関連のコード」でMX5000と接続しています
LE802背面左側からでている「赤/黒コード」はP-12V210からきているLE802用の電源コードです
左下写真は、MCC404と、McIntoshシステム全体の電力をまかなうACアダプターP-12V210です
MCC404から出ている「赤/黒コード」は「MCC404用電源コード」でP-12V210と接続しています。先にご紹介したLE802用電源コードと「コードの太さ」が異なるのは、それぞれの機器に流れる電流が異なるためです(MCC404の電流は、MX5000+MPM4000の電流に比べて大きな電流が流れるため太いコードを使っています)
電源を入れる前に、配線に誤りがないか再度確認した上で、電源を入れ正常に動作することを確認し、納品させて頂きました。ご注文、誠にありがとうございました
電匠では、お客様のご希望に合わせた「お手持ちのカーオーディオ、カーナビをご自宅で使えるシステム」をご提案しております。お気軽にお問合せ下さい
下の写真は納品前テスト中のMcIntoshシステムです。右写真 MPM4000の針が振れているのがおわかり頂けると思います
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■製品情報
本事例にて使用致しました電源付カーオーディオケースLE802、12V 21AタイプのACアダプター P-12V210の製品情報です
LE802 電源付カーオーディオケース
P12V210 12V 21AタイプACアダプター
■ご購入
LE802はアマゾン、P12V210は直販にてご購入頂けます
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