【解説】カーオーディオ・カーナビを自宅で使う方法(全体)

■はじめに

大変ご好評頂いている「カーオーディオを自宅で使うには」お客様の事例や、数多く頂いたお問い合わせ内容を反映し、リニューアルさせて頂きました

この解説では、はじめに「カーオーディオの種類と種類毎にどんな使い方ができるか」、次に共通的な内容になる「部屋で使うために必要な電源」について、最後に種類毎に配線方法や応用例など(種類ごとのページ)で解説しています(右図)

「部屋でカーオーディオを使う」、さっそく始めましょう


電源付カーオーディオ用ケースLE802にNakamichi社製 CD-700Ⅱ(CDデッキ)を組込み、ホームオーディオ(アンプ:サンスイα9、スピーカー:サンスイα-s9)に接続した例です

押し入れで寝ている大切なカーオーディオ、取り外したカーナビを部屋で楽しんでみませんか

「カーオーディオ、カーナビといえば車で使うもの」、「車でないと使えないもの」と思われがちですが、実は家でも使うことができます

たとえば、使っていたカーオーディオにホーム用のスピーカーを繋いで楽しむ、カーオーディオのデッキをホームオーディオに接続する、カーオーディオのシステムをそのまま家に持ち込むなどなど

また、弊社のお客様の中には、カーオーディオやカーナビの特徴ともいえる

新品カーオーディオをホームオーディオとして使いたいとご要望頂き、弊社DK235と接続後、動作確認しているところです

「コンパクト」、「好きなスピーカーが使える」、
「リスニングポジション設定ができる」、「長持ち」

などの理由から、ホームで使うためにカーオーディオを新調、ホームオーディオとして、またパーソナルオーディオとして使用されるお客様も増えてきています

 

 

 

 


ここでは自宅でカーオーディオ、カーナビを使う方法について次のような流れでご説明していきます

 

 

 

※配線例などご覧になりたい方は、ご使用になりたい「カーオーディオアイコン」をクリックして下さい(ページに移動します)

■カーオーディオの種類とできること

ここでは、カーオーディオ、カーナビの構成を例にとりながら、ヘッドユニットやアンプなどカーオーディオの種類と、種類毎に家でどのような使い方ができるかご説明します

●ヘッドユニット(メインユニット)

車のダッシュボードについている「音楽を再生する、音量、音質を調整する機能を持つカーオーディオ」を「ヘッドユニット」と呼んでいます。メーカーによっては、メインユニットやレシーバーなどと呼ぶこともあります。このヘッドユニットは大きく分けて、アンプ内蔵タイプ/カーナビと、デッキタイプがあります


アンプ内蔵タイプ/カーナビ

一番オーソドックスなタイプ、ヘッドユニットに直接スピーカーを接続することができるカーオーディオです。市販カーオーディオ(社外品ともいわれています)や純正カーオーディオ、カーナビの多くはこの「アンプ内蔵タイプ」です

この構成を取るヘッドユニット、カーナビは、本体内にアンプを内蔵しており、この内蔵アンプでフロント/リアスピーカーを駆動して音を出します。ですから、お手持ちのカーオーディオ、カーナビがアンプ内蔵タイプのヘッドユニットであれば、電源を繋いでスピーカーを接続するだけで、自宅で音楽が楽しめます(下写真)

LE802に Nakamichi社製 CD-45zを組込み、 VICTOR社 woodconeを接続した例

また、ヘッドユニットの機能によりますが、カーオーディオにAUXなど外部機器と接続できる入出力があれば、テレビの音をカーオーディオで楽しんだり、カーオーディオで再生した映像をテレビで見る、最近のカーオーディオ/カーナビではBluetooth(無線)でiPhoneなどのスマホをリモコンのように使いながら、スマホの音楽やインターネットで配信されている音楽を楽しむ、そんな使い方も可能です

もちろん、アンプ内蔵のヘッドユニットのオプション機器、たとえば、MDユニットやCDチェンジャー、ハードディスクユニットなどがあればヘッドユニットとともに使用することができます

また、一般的にカーオーディオ・カーナビではヘッドホンは使用できませんが、弊社製品ヘッドホンアダプターDP32を使用することで、アンプ内蔵タイプのカーオーディオ、カーナビにヘッドホンを接続、ヘッドホンで音楽を楽しむこともできます

※市販カーオーディオ、カーナビには、アンプ内蔵タイプでも、後述のデッキタイプのように外付けアンプを接続して、スピーカーを駆動できるカーオーディオ、カーナビもあります。このような利用方法の場合、デッキタイプとして扱います


○デッキタイプ
ヘッドユニットに外付けアンプを繋ぎ、アンプにスピーカーを接続するタイプのカーオーディオです。高級機に多く見られる構成です

この構成をとるヘッドユニットは、スピーカーを駆動するためのアンプは内蔵しておらず、「再生専用機」として使用します。このようなヘッドユニットをデッキタイプといいます。なお、スピーカーの駆動は外付けパワーアンプで行います

このように「デッキタイプ」のカーオーディオは、アンプを内蔵していないため、単体でスピーカーを鳴らすことはできません。

Pinner carrozzeria X システム RS-D7XⅢを中心に、パワーアンプのRS-A9Xを1台、RS-A7Xを2台接続、更に周辺機器としてCD-7Xを繋いだ事例

そこで、カーオーディオのパワーアンプとともにカーオーディオシステムとして家に持ち込む、ホームオーディオのアンプや、パソコン用スピーカー等の「アンプ内蔵スピーカー」と接続することで、デッキ単体だけでも部屋で音楽を楽しむことができます

右写真はPioneer社のデッキ、RS-D7XⅢを中心にパワーアンプと周辺からなるcarrozzeria Xシステムを部屋で使われている事例です。ちなみにこのシステムではパワーアンプ3台使用してレンジ毎のスピーカーを駆動しています

右下写真はNakamichi社CDデッキCD700-IIにPC用スピーカーを接続、カーオーディオデッキ単体で使用した例です

LE802にNakamichi社製 CD-700IIを組込み、 PCスピーカーを接続した例

デッキタイプ単体では、概ねアンプ内蔵のヘッドユニットよりも消費電力は小さいため、小さな電源で動作させることが可能です
ただ、上記のようにカーオーディオ用のパワーアンプを使用、カーオーディオシステムとして家で使用する場合は、大きな電源が必要になります(パワーアンプの消費電力が大きいため)

また、機器に依存しますが、デッキタイプカーオーディオのフロント、あるいはリアのプリアウト出力に、弊社製品ヘッドホンアダプター「DP32」をつなぎ、ヘッドホンを接続することで、「デッキの音を直接ヘッドホンで楽しむこと」もできます(プリアウト(RCA)の出力インピーダンス等によります)

ご参考 ブログ:デッキタイプのカーオーディオにヘッドホンをつなぐ実験 大成功!!
DENON 製DCT-900、McIntosh PF-21421ともにデッキタイプカーオーディオにDP32を介してヘッドホンを接続、音を楽しんでみました
(McIntoshは動画もあります、新しいウインドウが開きます)


○ヘッドユニットのサイズについて
市販カーオーディオ、カーナビのヘッドユニットは、正面からみたサイズで、1DIN、2DINサイズに大別されます。1DINサイズは、180 mm×50 mm、2DINサイズは1DINサイズの高さが倍の180 mm×100 mmと規定されています。この1DIN、2DINは、ドイツ工業規格(DIN75490)にて定められたもので、現在は国際標準規格ISO(IS07736)でも規定されています。なお、1DIN、2DINですが、奥行きついては規定されていません

解説:ヘッドユニット アンプ内蔵/デッキタイプの見分け方

アンプ内蔵タイプかデッキタイプかは取扱説明書をみると記載されていますが(たとえば配線図等)、取扱説明書がない場合でも、市販カーオーディオの場合、背面をみると区別できることがあります

アンプ内蔵タイプは、下写真左側青枠のように、背面から「スピーカーコード」が出ています(緑、紫、白、灰色のコードが2本ずつ、計8本)

これに対して、デッキタイプは、下写真右側橙枠のように、プリアウトと呼ばれるフロント、リア用の「RCAコード」がでています(スピーカーコードがありません)

なお、緑、紫、白、灰色のスピーカーコードに加え、プリアウトと呼ばれるRCAコードが出ている機器もあります。このような機器では、内蔵アンプでも、外部アンプでもスピーカーを鳴らすことができます

※純正カーオーディオの場合、背面からコードがでている機器は少なく、コネクタ(カプラー)を差し込むソケットだけがある機器が多いようです

●パワーアンプ

デッキタイプのヘッドユニットから送られてくる音声信号を増幅し、スピーカーを鳴らすための機器です

パワーアンプ単体では音を出すことはできませんが、カーオーディオのデッキはもちろん、ホームオーディオのプリアンプと接続することで、自宅で楽しむことができます(ホーム用プリメインアンプではありません)
また、少し変則的な使い方ですが、iPhoneやiPod touchなどの携帯音楽プレイヤーのヘッドホン出力をパワーアンプに接続し、スピーカーで楽しむこともできます

左写真はMcIntosh社のパワーアンプ mcc404に同社 MX5000(CDデッキ)、MPM4000(アウトプットメータ)を接続、部屋で使用している事例です

なお、パワーアンプを自宅で使用する場合、パワーアンプはヘッドユニットと比較して消費電力が大きいため、大きな電源が必要になります。上記事例では弊社大容量ACアダプターP-12V210にて、パワーアンプ、デッキ、アウトプットメータの3つの機器の電源を供給しています

●スピーカー

カーオーディオのスピーカーも自宅で使用することができます
ただし、カーオーディオ用スピーカーには、スピーカーボックスに入っているスピーカーと、スピーカーボックスに入っていないスピーカーユニット(生のスピーカー)があります

スピーカーボックスに入っているスピーカーは、ホームオーディオやカーオーディオのアンプに接続して使用することができますが、スピーカーユニットを部屋で使用する場合には、スピーカーユニットを適切なエンクロージャー(スピーカーボックス)に入れる必要があります

写真右側のサブウーファーは、カーオーディオで使われるJBL社のスピーカーユニット(S3-1024)です。このスピーカーユニットを市販エンクロージャーに入れ、カーオーディオのヘッドユニット、パワーアンプとともに室内で聴けるようにしています

このように、スピーカーユニットもスピーカーユニットにあった市販のエンクロージャーを使う、あるいはエンクロージャーを自作して、オリジナルスピーカーとして、音作りから楽しむこともできます

●その他カーオーディオ

カーオーディオには、ヘッドユニットやアンプ以外にも、カーオーディオに接続できるその他機器があります

たとえば、スピーカーの音量を表示するアウトプットメータ(VUメータ)やパワーモニター、アンプを内蔵したサブウーファ(パワードサブウーファー)などです

これら機器は、その機器の用途や機能によって、部屋でカーオーディオやホームオーディオと接続して楽しむこともできます※

McIntosh社 MPM4000(アウトプットメータ)をホームオーディオに接続

※機器や機能によって、接続できない場合もあります

写真はMcIntosh社 MPM4000 アウトプットメータをホームオーディオと接続した事例です

MPM4000は、スピーカー端子に接続すると、その音量によって針が振れる機器です。
ACアダプターにてMPM4000に電源を供給し、ホームオーディオのプリメインアンプのスピーカー端子に接続しています

 

 

■カーオーディオで使う電源

前節では、カーオーディオの種類と、種類毎にどのように使えるかについてご説明しました
ここからは、カーオーディオを自宅で使うために必要になる電源(共通的な内容です)についてご説明していきます

●カーオーディオを動作させるために必要な電圧

カーオーディオは車で発電した電力やバッテリーに貯めた電力、DC12V(直流)で動作しています
ですから、車と同じように、家でDC12Vの電源が用意できれば、カーオーディオを室内で使うことができます

たとえば、右図のように、車のバッテリーを部屋に持ち込んで、そのバッテリーにカーオーディオを繋げば、部屋でもカーオーディオを動作させることができます(※)
ただ、車のバッテリーは大きくて重い上に、適切な方法で充電、放電をしなければならないため、お薦めできません。
※バッテリーとカーオーディオを正しく配線する必要があります。音を出すためにはスピーカーが必要です

もっと詳しく:バッテリー電圧について

カーオーディオやカーナビの取扱説明書の後半、「おもな仕様」を見ると電圧が「14.4V」と記載されていることがあります

「あれ?車のバッテリーは12Vじゃ?」

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はバッテリーはいつも12Vを出している訳ではありません

右のグラフはある車でエンジンをかけた時、バッテリー電圧を測定したものです。エンジン始動前、このバッテリーの電圧は13V程度ありますが、スターターを回した瞬間、「がく~ん」と10Vを切り、その後、徐々に回復して13V付近まで戻っています。徐々にといっても、この場合は0.3秒ほどの時間ですが。
この電圧変化は、スターターを回すために大きな電力がバッテリーから消費され、その後エンジンの始動によって、発電機から電力が供給、バッテリーへの負荷が軽減されたためです

また、左のグラフは比較的電圧が安定しているアイドリング中の電圧変化を測定したものです。アイドリング中でも、バッテリー電圧は一定でなく、小刻みに電圧が上下しています
ちなみに、左のグラフの電圧変動の幅は約0.2V程度、バッテリーの電圧が13Vであれば、12.9Vから13.1Vの間を行ったり来たりしていることになります

このようにバッテリーの電圧は必ず12V一定というわけではなく、充電中(電気を貯めている時)には電圧が高く、放電中(電気を使っている時)は、電圧が低くなります。また、バッテリーの状況(充電状況や劣化度合い、温度など)によっても電圧や電圧変化の度合いが変わります
のような電圧変化の中でもカーオーディオは動作するように設計されています

ここで少し弊社製品CA-47Kの宣伝を・・・
このようにバッテリの電圧が変動する中で、車に乗せたカーオーディオ、カーナビは動作しています。
弊社製品CA-47K(キャパシタ)をカーオーディオ、カーナビに接続することで、電源を安定させ「本来の性能を引き出す」ことができます。なお、弊社CA-47Kでは聴感に頼るカット&トライだけでなく、計測装置を駆使した効果測定を行っています。詳しくはCA-47Kの製品ページをご覧下さい

CA47K(製品ページ)

●電源に求められること

弊社大容量ACアダプター P-12V210にてパワーアンプを動作させているところ

車のバッテリーを家に持ち込むのは・・・
そこで、家庭用コンセント(AC100V)から、車のバッテリーと同じDC12Vを作って、カーオーディオに電力を供給することでカーオーディオを部屋で動作させることができます。このDC12Vを作る1つの手段として、ACアダプターがあります

ACアダプターと一言でいっても、出力電圧や電流が異なるいろいろなACアダプターが市販されています
まず、カーオーディオを部屋で使うためには、バッテリーと同じ電圧、DC12Vが出せる必要があります。加えて、使用する機器によって、出力電流、つまり何A(アンペア)出力できるかも重要になります

一般的には、デッキタイプ、アンプ内蔵タイプ、パワーアンプの順で消費電流が大きくなります。また、同じ種類の機器でも機械的に動作する部分が多い機器ほど、サイズが大きいほど消費電流が大きくなる傾向にあります
たとえば、CDを再生する機器と、USBメモリだけを再生する機器があった場合、可動部分が多いCDを再生する機器の方が消費電流が大きくなります。1DINタイプのカーオーディオと2DINタイプでは2DINタイプの方が、消費電流が大きくなります

このようにACアダプターを選ぶ際には、使用するカーオーディオによって、適切な電圧、電流(立ち上がり時の突入電流を含めて)のACアダプターを選ぶ必要があります

なお、カーオーディオの取扱説明書を見ると、定格電流10A等の記載されている場合があります。この定格電流は、「その機器が設計上安定して動作する電流値」を示したもので、常にこの電流を消費するというものではありません。通常自宅で使用する場合、取扱説明書に記載されているような定格電流を使うことはありません

また、カーオーディオ、カーナビは電源を切ってしまうと、カーオーディオ、カーナビに設定した内容、たとえば時刻などが消えてしまいます

「ん?車に乗せている時は、エンジン切ってもカーオーディオの設定は残っているよ」

と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、エンジンを切ってもカーオーディオの設定が消えないのは、エンジンを切った状態でも、バッテリーから常にカーオーディオに電源が供給されているためです(スタンバイ)。
バッテリー交換の際、「カーオーディオやカーナビの設定が消えた」と聞きますが、設定が消えてしまうのは、バッテリーを外すことにより、バッテリーからの電源供給がなくなったためです

家で使う場合も、電源を入り切りするたびに設定が消えてしまっては不便ですよね。ですから、車に乗せている時と同じように、常に電源を供給する必要があります
カーオーディオがスタンバイの時は大きな電力を消費しませんが、常につけたままの状態にするため、ACアダプターを選ぶ際には、効率がよく安全性の高いものを選ぶ必要があります

もっと詳しく: スタンバイ時の消費電流について

電流測定の様子

カーオーディオがスタンバイ、つまり車でいう「キーがオフ」になっている時に大きな電力を消費してしまうと、すぐに車のバッテリーが上がってしまうことになります
ですから、カーオーディオのスタンバイ時の消費電力は非常に小さく設計されています。いくつかのカーオーディオを測定した結果では、数mA程度でした(1mAは1Aの1000分の1)

●カーオーディオで使う電源のまとめ

これらのことから、カーオーディオ、カーナビに電源を供給するACアダプターを選ぶ時には、適切な電圧や電流が出力でき、効率が良いものである必要があります
加えて、ノイズが少なく、安全のための機能、例えばショート(短絡)した場合や、ACアダプターの能力を超える電力を要求された場合(過電流)に安全に停止する等の機能を確認する必要があります。国内で使用するためには必須となる「PSEに適合」していることはもちろんです

○他の12V電源

ACアダプター以外にも家庭用コンセントAC100VからDC12Vを作れる電源として、安定化電源や自作PC用のATX電源などがあります。これら電源は、全般的に出力電力が大きい分、筐体が大きく、発熱も多くなるため、冷却用ファンがついている機器も多いようです

P-12V210 12V21A(約250W)出力が可能

カーオーディオの電源として使用する場合には、音楽の邪魔にならないよう、静かなものを選ぶのが良いと思います

○弊社ACアダプターについて

弊社製品LE802、DK105、DK235、P-12V210で使用しているACアダプターは、PSE適合はもちろん、最新の米国エネルギー省(DOE) エネルギー効率基準 LEVEL Ⅵに対応した効率のよいACアダプターです
もちろん、短絡保護、過電圧保護、過電流防止等の安全機能を内蔵しています。使用中万一、過電流になってしまった場合でも、電力供給を自動停止し、適正電流に戻った時点で自動復帰します
また、弊社にて1台1台チェックした上で出荷しておりますので、安心してご使用頂けます

■カーオーディオ種類毎の使う方法

ここまでは、カーオーディオの種類と、カーオーディオを部屋で使うために必要な電源の共通的な内容について解説してきました
ここからは、カーオーディオの種類毎に、家で使うための配線方法や応用例等について、種類毎のページにてご説明しています。下にあるお読みになりたい「アイコン」をクリックして下さい(ページに移動します)

 

 

 

■主な製品・サービスのご紹介

弊社では自宅でカーオーディオを使うための各種製品、サービスをご用意しています

○製品

LE802:市販1DINカーオーディオ専用の電源付ケース
 アンプ内蔵カーオーディオを組込み、お手持ちのスピーカーを繋げばカーオーディオを自宅でお楽しみ頂けます。デッキタイプも使用できます
組込みは簡単、丁寧な組込み説明書も付属しています
DK235:2DINカーオーディオ用電源付配線キット
 2DINタイプのアンプ内蔵カーオーディオやカーナビとDK235を繋ぎ、スピーカーと接続すれば自宅でカーオーディオが楽しめます。ヘッドホンも使用できます。使い方は簡単、色をあわせて繋ぐだけ。ご好評頂いている「DK101」の付属電源を強化(3.3→5Aタイプ)、ヘッドホンアダプタDP32付属した製品です
DK101:1DINカーオーディオ用電源付配線キット
 1DINタイプのアンプ内蔵カーオーディオとDK101を繋ぎ、スピーカーと接続すれば自宅でカーオーディオが楽しめます。もちろん、デッキタイプへの電源供給も可能です
使い方は簡単、コードの色をあわせて繋ぐだけです
P-12V210:大容量ACアダプター12V/21A、250W
 パワーアンプなど消費電流が大きいカーオーディオ向けのACアダプター。ファンレスですので動作音はなく、音楽の邪魔をしません
様々な機器に接続しやすい中継端子付の標準品と、お客様の機器にあわせるカスタム品をご用意しています
DP32:カーオーディオがヘッドホンで楽しめるアダプター
 アンプ内蔵カーオーディオにDP32を接続することで、お手持ちのヘッドホンで楽しめます
LE802/LE801、DK101をご購入、お持ちのお客様はオプションにてご購入頂けます(DK235は付属)

○サービス

LE802組込みサービス
 お手持ちの1DINサイズ市販カーオーディオをLE802に組込んだ上で納品させて頂くサービスです
 ケースに組込むのはちょっと・・・というお客様にお勧めです
接続サービス
 お手持ちのカーオーディオにDK235、DK101を接続した上で納品させて頂くサービスです
カーオーディオ付属電源コードに必要な端子がついていない、配線が苦手というお客様にお勧めです
その他
 カーオーディオシステム全体を家で楽しみたい、市販2DINタイプのカーオーディオをケースに入れて楽しみたいなどなど、お客様のご要望にあわせたカスタム品や特注品も承ります。お気軽にお問合せ下さい
お問合せはこちら

【解説】アンプ内蔵タイプのカーオーディオ/カーナビを使うには

ここでは、スピーカーが接続できるアンプ内蔵カーオーディオやカーナビを自宅で使う方法、おもに配線についてご説明します

はじめに、アンプ内蔵カーオーディオにスピーカーを接続するだけの基本構成でご説明し、例としていくつかの応用例をご説明します
なお、アンプ内蔵のカーナビやAVカーオーディオ、純正カーオーディオを使用する方法についても、基本構成の後半でご説明しています

【記載内容】

 


デッキタイプやパワーアンプ、その他機器のご使用を考えられている方はこちらのページをご覧下さい

    

■アンプ内蔵カーオーディオ/カーナビを自宅で使う(基本構成)

はじめにアンプ内蔵カーオーディオ/カーナビとスピーカーだけからなる基本構成で配線方法などについてご説明します

○使用するコード

アンプ内蔵カーオーディオ、カーナビは、カーオーディオ/カーナビを動かすための電源を用意し、スピーカーを接続することで、部屋でカーオーディオ、カーナビを楽しむことができます

右図は市販アンプ内蔵カーオーディオ本体と電源コードを示した図です
多くの市販カーオーディオ(社外品ともいわれています)は、図のように本体と電源コードに分かれ、電源コードを本体にソケットで接続するようになっています(メーカー純正カーオーディオの電源コードについては後述します)。なお、図ではスピーカーの「+」コード+と「-」コードを1本で示しています。

市販カーオーディオの電源コード

また、カーオーディオには図中に記載していないコードもあります

この電源コードには、電源関連のコードや、スピーカー関連のコード、その他信号用などのコードあり、各コードは機能により色分けされています。各コードの先端にはぎぼし端子やクワ端子がついています(下の表にまとめました)

これらコードの色は規定化されているわけではありませんが、電源やスピーカーなど共通的なコードは、概ねどのメーカーのカーオーディオも同じ色を使用しています
なお、1999年以前のパイオニア製カーオーディオや、機器固有機能のコードは色が異なっていますので注意が必要です
各コード詳細については、機器の取扱説明書、取付説明書等にて確認して下さい

■電源関連のコード

コード端子説明接続先
BATTぎぼし端子
(オス)
カーオーディオに電源を供給するコード +12V
ACCカーオーディオを動作させるコード+12V
アースクワ端子アースGND

■スピーカー関連のコード

コード端子説明接続先
フロント左「+」側
ぎぼし端子
(メス)

「-」側
ぎぼし端子
(オス)
フロント左スピーカーの「+」と「-」
「-」側には黒ラインあり
フロント左
スピーカー
フロント右フロント右スピーカーの「+」と「-」
「-」側には黒ラインあり
フロント右
スピーカー
リア左リア左スピーカーの「+」と「-」
「-」側には黒ラインあり
リア左
スピーカー
リア右リア右スピーカーの「+」と「-」
「-」側には黒ラインあり
リア右
スピーカー

■その他コード(自宅でカーオーディオ/カーナビを使用する、よく使うコード)

コード端子説明接続先
リモート青白ぎぼし端子
(メス)
周辺機器など他機器と連動させる時使用
他機器がない場合は未接続
周辺
機器
パーキング
ブレーキ
若草なし車が停車中か否かを判定する信号
(DVD等、映像が見られる機器のみ)
GND※

※自宅で使用する場合のみGNDに接続します。車載の場合は必ず機器の取扱説明書に従って接続して下さい

配線方法

弊社DK101(1DIN用カーオーディオ用配線キット)を用いた接続図にて配線方法ご説明します。図中破線部分はDK101です
なお、実際に配線する時は、必ず電源を切った状態で配線したのち、配線に間違いが無いことを確認してから必ずACアダプターをコンセントにさし、電源を入れるようにして下さい

●電源関連の配線

電源関連で配線するコードは、BATT(黄)、ACC(赤)、アースコード(黒)です(配線図左側)
接続先はそれぞれ電源(ACアダプター)の+12V、+12V、GND(グランド)になります。図ではアースコードと電源のGNDは、カーオーディオ筐体を介して接続しています

電源コードの「BATT」、「ACCコード」にはぎぼし端子、「アースコード」にはクワ端子がついています。これら端子と電源側の出力端子形状にあったコードを用意し、カーオーディオと電源を接続します
ACCコードは、カーオーディオをスタンバイからONにするための信号がはいります。具体的には、カーオーディオをONにする時だけ「+12V」が入るようにします

ご注意
コード、電源用ジャック等を選ぶ際は、必ず電源やカーオーディオの電流容量に応じたものを選ぶようにして下さい

●使用する電源

カーオーディオに合わせて、使用する電源を選びます。同じアンプ内蔵タイプでも、「カーオーディオで使う電源」でご説明した通り、一般的に1DINサイズより2DINサイズの方が消費電流が大きくなります

アンプ内蔵カーオーディオにLE802を組込み、LE802のスピーカー端子にスピーカーを接続

●スピーカー関連の配線

スピーカー関連で配線するコードは、フロント左右、リア左右のスピーカーコードです(配線図右側)
このスピーカーコードにスピーカーを接続します。接続できるスピーカーは、最大2組(4台)です
たとえば、ホームオーディオのように、1組(2台)繋ぐことも、同じスピーカーを2組(4台)、あるいは、異なるスピーカーを2組(2台×2組)接続することも可能です

スピーカーコードには、1つのスピーカー毎に「+」コードと「-」コードがあり、「-」コードにはコードに「黒のライン」が入っています。
たとえば、紫コードはリアの右スピーカーを示し、「+」コードは「紫色」、「-」コードには「紫色のコードに黒のライン」が入っています

各コードにはぎぼし端子がついていますので、端子にあわせたスピーカーコードにてスピーカーと接続します

○弊社製品DK101を用いた接続例

アンプ内蔵カーオーディオの配線例(DK101を使用)

右写真はDK101を用いたアンプ内蔵カーオーディオの配線例です

写真左側からカーオーディオから出ている電源関連コード(赤、黄、黒)に、スイッチ付電源コードを接続しています
少しわかりづらいですが、写真左のスピーカーの横に、ACアダプターがあり、スイッチ付電源コードに接続しています

スピーカー関連のコードは、フロントスピーカーコード(白、灰)、リアスピーカーコード(緑、紫)それぞれに、フロント用、リア用のスピーカー端子付スピーカーコードを接続しています。
そして、この例ではリアスピーカー端子に、ミニコンポで使用していたスピーカーを接続しています(フロントスピーカー端子に接続することも可能です)

電源コードにあるスイッチをオンにすると、いつでもカーオーディオで音楽が楽しめます。スイッチをオフにすると、カーオーディオはスタンバイとなります。ACアダプターをコンセントにさしておけば、設定した時刻や音質設定などが消えることはありません

弊社配線キットDK101(1DIN用)、DK235(2DIN用)では写真のようにカーオーディオを自宅で動作させるために必要な端子付きコード(電源コード、スピーカーコード)とACアダプターが付属しています。端子の圧着やハンダ付けは不要です。コードの色を合わせて繋ぐだけですぐにカーオーディオが楽しめます

LE802(電源付ケース)
DK235(2DIN用カーオーディオ、カーナビ配線キット/ヘッドホン対応)
DK101(1DIN用電源付配線キット)

○カーナビ、AVカーオーディオの場合(パーキングブレーキコードの扱い)

パーキングブレーキ信号が未接続の場合

カーナビや、AVカーオーディオでは、パーキングブレーキを検知して、安全のため運転中に映像を見ることができないよう制限がかけられています(右写真)
このため、これら映像に対応した機器(カーナビ、AVカーオーディオ)を自宅で使用する場合は、前述の電源やスピーカー関連の配線以外に、下配線図中赤矢印のようにパーキングブレーキコード(若草色)をGNDに接続する必要があります(下図はDK235を用いた配線例です。DP32は省略しています)

パーキングブレーキコードをGNDに接続する時は、カーナビ、AVカーオーディオ付属している配線コネクタ(中継コネクタ※)を用いると便利です

※配線コネクタ(または中継コネクタ)
コードをセットし挟むだけでコードを分岐できるコネクタです

参考:配線コネクタ(Amazon 新しいページが開きます)
DK235(2DIN用カーオーディオ、カーナビ配線キット/ヘッドホン対応)

○純正カーオーディオを使用するには

市販カーオーディオ(社外品)と違い、純正カーオーディオには電源コードが付属しておらず、背面に専用ソケットがあるだけのものが多いようです。このため電源コードがない純正カーオーディオでは、電源やスピーカーを簡単に繋ぐことができません

そこで、市販されている「逆カプラ」や「逆ハーネス」(上図)と呼ばれるコード付きコネクタを活用することで、市販カーオーディオと同じように自宅で純正カーオーディオを使用することができます。なお、上の図では記載していないコードもあります

配線方法については、市販カーオーディオと同じです。下図は市販逆カプラを用いた時の配線図です

マツダ純正カーオーディオ(BOSE)

なお、逆カプラー(逆ハーネス)は、車メーカや純正カーオーディオの機種によって異なっています。たとえば、マツダ車用の逆カプラには12P/8Pと24Pがあります。必ずお持ちの機器にあったものをお選び下さい。
また、類似したカプラーとして「オーディオカプラー(あるいはオーディオハーネス)」と言われる製品がありますので間違え無いようにして下さい
オーディオカプラーは市販カーオーディオ(社外品)を車に接続するためのカプラーとなっており、逆カプラーとは異なります

純正カーオーディオの多くは、ダッシュボードと一体化させるため、フロントパネルがDINサイズでないことが多いようです。この場合は、背面側にあるカーオーディオ本体のサイズにて判断します

参考:逆カプラー(Amazon 新しいウィンドウが開きます)

■外部入力を活用する(スマホ、携帯音楽プレイヤーなどの音楽を聴く)

アンプ内蔵タイプの応用例として、アンプ内蔵カーオーディオにiPhoneなどのスマートフォンや、iPod touch、Walkman等の携帯音楽プレイヤーをカーオーディオの「アナログ入力」に接続して楽しむ方法についてご説明します
なお、電源やスピーカーの配線については、先にご説明した基本構成と同じですので、説明は省略します

カーオーディオには、アナログ入力で外部機器を接続できる機器があります。このアナログ入力にスマートフォンや携帯音楽プレイヤーを接続してスマホ中の音楽や、Youtube 等の動画配信サイトで配信されている音楽をカーオーディオで楽しむことができます

接続方法はカーオーディオの外部入力(AUX IN)にスマホのヘッドホン出力を接続するだけです。たとえば、下図のようにカーオーディオの外部入力がRCAジャック(メス)の場合、「ステレオミニプラグ-RCAピンプラグ(オス)変換コード」を使って、カーオーディオのAUX INとスマホのヘッドホン端子を接続します(機器によってAUX INの形状が異なる場合があります)

参考:ステレオミニジャック-RCA変換コード(Amazon 新しいウィンドウが開きます)

なお、スマホを抜差しする時は、大きなノイズ音が出ることがありますので、必ずカーオーディオの電源を切ってから抜差しして下さい

スマホの音楽を聴くときは、スマホのボリュームを最小にし、カーオーディオの電源を切った上で、カーオーディオに接続します。そして、カーオーディオの入力設定を「外部入力(AUX)」に設定して、徐々にスマホのボリュームを上げて、適切なボリュームにします。もし、スマホ側のボリュームが全体7割を越えるようであれば、カーオーディオ側のボリュームにて音量を調節します(※)

※McIntoshの一部機種等カーオーディオによって外部入力の感度設定ができる機器があります。音量が小さい時、大きい時音量に応じて適切な感度設定にして下さい

※接続方法、操作方法の詳細については、カーオーディオの取扱説明書をご覧下さい

DK101(1DIN用電源付配線キット)

 

■オプション機器を接続して楽しむ(MDやCDチェンジャーなど)

アンプ内蔵タイプの応用例として、アンプ内蔵ヘッドユニットとその機器のオプション品(MDやCDチェンジャー等)を接続する例をご説明します

自宅で使用する際、周辺機器活用のポイントとしては、「周辺機器への電源の配線方法」、つまり「本体経由で周辺機器に電源が供給されるのか」、「本体、周辺機器それぞれに電源を供給する必要があるか」になります

たとえば、図左側のように、本体にだけ電源を供給すれば、本体と周辺機器を接続するコードにて周辺機器にも電源が供給される機器があります。この場合は、本体だけに電源を供給することになります(本体、周辺機器に電力供給できる電源が必要です)

オプション機器接続例

一方、図右側のように、本体、周辺機器ともに電源コードが付属し、それぞれ個別に電源を供給する機器があります。この場合は、本体、周辺機器に個別に電源を供給するか、図のように1つの電源で2つの機器に電源を供給することになります(本体と周辺機器、それぞれの電源コード同士が接続できる機器もあります)

なお、本体と周辺機器それぞれに電源を用意する場合も、1つの電源で本体と周辺機器の電力をまかなう場合も、本体と周辺機器に電力供給できるだけの電源が必要になります

このように周辺機器への電源供給の方法によって、配線方法が異なります。具体的には機器の取扱説明書や取付説明書をご覧下さい

DK235(2DIN用カーオーディオ、カーナビ配線キット/ヘッドホン対応)

 

■アンプ内蔵のカーオーディオをヘッドホンで楽しむ

通常カーオーディオ、カーナビをヘッドホンで聞くことはできません。弊社製品ヘッドホンアダプター「DP32」を使用することでアンプ内蔵カーオーディオ、カーナビをヘッドホンで楽しむことができます

下図はヘッドホンを接続するときの配線図です。カーオーディオのフロント、またはリアスピーカーにDP32を接続し、DP32にヘッドホンを接続するだけです(DP32への電源は不要です)。下図ではフロントスピーカー側にDP32を接続しています

なお、ヘッドホンだけで聞くときは、カーオーディオの前後バランス機能を用いて、DP32が接続されている側(図ではフロント)からだけ音が出るように設定します。一方、スピーカーだけで楽しむ時は、スピーカーが接続されている側からだけ音が出るように設定します(図ではリア)

カーオーディオでヘッドホンが使えるDP32

ヘッドホンアダプターDP32は、DK235に付属しています。また、DK101、LE802/801ご購入、または既にお手持ちのお客様にはオプションにてご購入頂くことが可能です。DP32の詳細についてはこちらをご覧下さい

ご注意
通常のステレオ用ヘッドホン(インナーイヤー型も含みます)をスピーカーコードに直接接続すると、カーオーディオの出力アンプやヘッドホンが壊れる原因となります。絶対に接続しないで下さい

DP32(ヘッドホンアダプター)
DK235(2DIN用カーオーディオ、カーナビ配線キット/ヘッドホン対応)

【お客様事例】スズキ純正カーオーディオ

■はじめに

お客様よりお手持ちの「スズキジムニー純正のカーオーディオ」を部屋で使用したい。コードの接続等、弊社にて対応頂きたいとのご要望を頂きました。

今回の事例では、DK101を用いて、スズキジムニー純正カーオーディオを自宅で使う方法と、お送り頂いたカーオーディオを配線した状態で納品させて頂く「接続サービス」についてご紹介いたします

上写真はお預かりしたスズキ純正カーオーディオ(以降純正カーオーディオ)に、電源付配線キットDK101-Aを接続し、動作確認をしている様子です
スズキ純正カーオーディオ 型番:39101-72J2X-CZB

■純正カーオーディオを自宅で使うために

純正カーオーディオでは、市販カーオーディオに付属する「電源コード」がなく、カーオーディオ本体背面に「コネクタのメス」が用意されているだけです。このため、そのままではカーオーディオに電源を供給したり、スピーカーと接続することができません

そこで、市販されている「逆カプラ」(逆ハーネス、ステレオ変換コネクタとも言われています)を使用して、背面から各種コードを出し、配線できるようにします
右写真は、純正カーオーディオに、逆カプラー(黄枠部分)を接続し、DK101付属のスピーカー端子とON/STANDBYスイッチを接続したものです

ご参考:逆カプラ

逆カプラーは、カーメーカーだけでなく、同じカーメーカーでも、カーオーディオの機種によって、形状やピン数が異なります。たとえば、スズキ車の場合、カーオーディオによって「20ピンのコネクタ」で接続するものと、「12ピンコネクタ」で接続するものがあります
逆カプラーを選ぶ場合は、「必ずお手持ちのカーオーディオにあったもの」をお選び下さい。
なお、外車の純正カーオーディオについても、当該カーオーディオの「逆カプラー」を入手できれば、自宅で純正カーオーディオお楽しみ頂くことが可能です

■逆カプラーを用いた接続

お客様よりお送り頂いた純正カーオーディオの背面を確認すると、スズキ車用の20ピンコネクタであることがわかりました。
そこで、スズキ車用20ピンの逆カプラーを調達し、配線を行いました。

写真はお預かりした純正カーオーディオに逆カプラー、DK101を接続、動作確認時に撮影したものです

はじめに、純正カーオーディオに逆カプラーを接続します。そして、逆カプラーから出ているぎぼし端子付きコードに、DK101付属 ON/STANDBYスイッチ付電源コードと、フロント/リア用のスピーカー端子を接続していきます(配線の際は必ずACアダプターを抜いて行います)

● ON/STANDBYスイッチ付電源コードの接続

スイッチ付電源コードには、赤、黄、黒コードが出ています
これら赤、黄コードは、逆カプラーの赤、黄コードに色を合わせて接続します。赤、黄コードの接続はぎぼし端子ですので、奥までしっかり差し込むだけです
黒コードは、逆カプラーの黒コードとともに、DK101に付属しているネジを使って、純正カーオーディオ本体に共締めします。今回は純正カーオーディオ本体左側面後ろ側で止めました

○スイッチ付電源コード

赤:アクセサリー、黄:BATT、黒:アース

●スピーカー端子の接続

フロント/リアのスピーカー端子は、スイッチ付電源コードと同じ要領で、付属スピーカー端子と逆カプラーの同じ色のコードを接続していきます。
接続するコードは白、灰、緑、紫、各2本ずつ、全部で8本です(補足をご覧下さい)。コードの接続は、ぎぼし端子を奥までしっかり差し込むだけです

○スピーカー端子

白:フロント左スピーカー(+/-)、灰:フロント右スピーカー(+/-)
緑:リア左スピーカー(+/-)、  紫:リア右スピーカー(+/-)

【補足:スピーカーコードについて】

スピーカーコードはフロントの右、左と、リアの右、左があり、それぞれに「+」コードと「-」コードがあります。フロント右/左、リア右/左毎に色に分かれており、「-」コードには、その色に黒のストライプが入っています。例えば、フロント左の「-」コードは白に黒ストライプが入っているコードです
なお、「+」コードと「-」コードでついているぎぼし端子のオス-メスが異なりますので、間違えて接続することはありません

●その他コードの接続

今回、上記以外に接続したコードとして、純正カーオーディオのボタンバックライトを点灯させるため、逆カプラーから出ているイルミネーションコード(橙白)とDK101付属スイッチ付電源コードの赤を接続ししています。

具体的には、右図のように、ぎぼし端子がついた分岐コードを作成し、分岐したコードの一方を逆カプラーの橙白に接続しました。
これにより、DK101のスイッチをONにすると、ボタンのバックライトも同時に点灯するようになります

■動作確認と納品

これら配線を終えた後、弊社所有スピーカーをDK101の「スピーカー端子」に接続、配線に誤りがないことを確認した上で、ACアダプターを接続して、スイッチをON、CD再生や音質調整など正常に動作することを確認いたしました。
そして、お預かりした純正カーオーディオとDK101の配線した状態で梱包、納品させて頂きました。

■お客様より

先日、お客様よりご使用になられている純正カーオーディオの写真をお送り頂きました
非常に美しい音がして最高の聞き心地とのことで、もう一組スピーカーを接続してお楽しみ頂くご予定とのことです

K様、事例掲載へのご快諾、またご使用になられているお写真をお送り頂きありがとうございました。自宅で楽しむカーオーディオライフを満喫頂ければと思います

 

■接続サービスについて

最後に、弊社「接続サービス」をご紹介させて頂きます

接続サービスは、LE802の組込みサービス同様、お手持ちの市販カーオーディオや純正カーオーディオを弊社までお送り頂き、DK101、DK235を接続した上で、納品させて頂くサービスです

今回のご依頼は、純正カーオーディオとの接続でしたので、お客様にご相談、ご了承頂いた上で、弊社にて逆カプラを代理購入させて頂きました。そして、お送り頂いたカーオーディオに逆カプラー、DK101を接続、動作確認を行った上で、配線したままの状態で納品させて頂きました
納品の際には、簡単な接続説明書を添付させて頂きました(右図 説明書の抜粋)

※お客様にて逆カプラーをご購入、送付頂いても結構です
※スピーカーとスピーカー端子の接続と、ACアダプターの接続はお客様にて接続頂きました

■事例

他にも解説やお客様ご使用事例がございます。是非ご覧下さい

カーオーディオを部屋で使うには
カーオーディオならではの使い方、2組のスピーカーで音を楽しむ
動画もあります)

その他事例一覧

 

【お客様事例】カーナビPionner AVIC-H09+AVIC-V07MD

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電源付カーオーディオ用配線キット DK101 をベースにカスタム対応させて頂いたお客様事例をご紹介します

今回はカーナビ、Pioneer製 サイバーナビ  AVIC-H09+AVIC-V07MDを、ミュージックサーバー、CD/DVDプレーヤーとしてご自宅で使用される事例です

(写真は弊社での納品前テストの風景)

はじめに、今回の事例で使用した機器、AVIC-V07MD+AVIC-H09、及び弊社DK101について簡単にご説明します

AVIC-H09
AVIC-H092001年にサイバーナビとして販売された機種です。AVIC-H09は、HDDナビゲーションサーバと呼ばれ、当時では珍しかったHDDを採用、1DINサイズにナビゲーションの基本ハード部分を集約した機器です。ユニットには、DVD/CDドライブを内蔵、後述のAVIC-V07MDと接続することで、カーナビはもちろん、DVD−VIDEOやCDを楽しむことができます。また、CDで再生した曲はHDDに自動的にデジタル録音(MP3)され、以降HDDから音楽を楽しむことができます(ミュージックサーバ)

AVIC-V07MD
AVIC-V07MD上記AVIC-H09とともにサイバーナビとして販売された機種、7.0型ワイドTV、MD・DSP AVパワーユニットです。1DINサイズに7.0型ワイド液晶を搭載し、TV(アナログ)を見る、MDを再生することができます。50W×4アンプを内蔵、DSP機能も実装されています。上記AVIC-H09と組合わせることで、オーディオを含めた各種機能をナビゲーションと同じユーザインターフェースで操作できます

DK101
自宅でカーオーディオを楽しむためのカーオーディオ用電源付配線キットです。DK101を用いてアンプ内蔵カーオーディオとスピーカーを接続すれば、ご自宅でカーオーディオを楽しむことができます。電源付ですので、車載バッテリーをお部屋に持ち込む必要はありません。コードの色を合わせて、ぎぼしを繋ぐだけの簡単接続です

お客様より、車で使用していたパイオニア社製 サイバーナビ、AVIC-H09+AVIC-V07MDをミュージックサーバー、CD/DVDプレーヤーとしてご自宅で使用されるにあたり、必要な部品、接続方法についてお問合せ頂きました。早速弊社にてお問合せ頂いたAVIC-H09+AVIC-V07MDについて調査させて頂き、提案書としてご回答させて頂きました

First今回のシステムでは、2台のカーオーディオを動作させる必要があることから、DK101付属ACアダプター1台では電力不足が懸念されました。特にAVIC-H09はHDDを内蔵しているため、万一HDD書込み中に電源が落ちてしまうと、最悪の場合HDDがクラッシュする可能性があります

そこで、「DK101を2台用いた構成(右図)」と、「DK101をベースに電源を強化したカスタム構成(後述)」、「電源付カーオーディオ用ケースLE802に入れる構成(電源も強化)」の3種類をご提案させて頂きました
弊社といたしましては、スイッチ一つで2台の機器のON/STANDBYを操作可能であることから、「DK101をベースに電源を強化したカスタム構成」をお薦めさせて頂きました

Lastsysその後、お客様とやりとりの中で「DK101をベースに電源を強化したカスタム構成」をご採用、ご注文頂きました。左図は最終的なシステム構成です

標準のDK101には12V/3.3AのACアダプターが付属していますが、2台のカーオーディオを動作させるため、ACアダプターを12V/5Aタイプに変更、あわせて配線回りを見直しました(一部信号線を結合するためのコードを追加しています)。なお、弊社12V/5AタイプのACアダプターは、カーショップ様の展示機用の電源としてお使い頂いている実績のあるものです

また、ご注文の際、お客様より納品後すぐに使えるよう「配線済にて納品」をご希望頂きましたので、弊社にAVIC-V07MDとAVIC-H09、付属コード一式をお送り頂きました

MeasureAmp到着後、仮組配線にて基本的な動作確認を行い、あわせて、消費電流の測定を行いました。測定の結果、通常お聞き頂く音量であれば、12V/5AタイプのACアダプターで問題が無いことを確認させて頂きました。右写真は測定中の風景です
ちなみに、同一音量で消費電流が大きかったのは、MD挿入時でした(突入電流を除く)

更に詳しく:突入電流
電源投入の際、通常動作に比べてかなり大きな電流が瞬間的に流れます。お選び頂くACアダプターによっては、この突入電流を供給できず、カーナビやカーオーディオが動作しない、動作が不安定等の症状がでる場合もあるようです

その後、納品時の配線を行った上で、納品前テストを実施し、配線済み状態にて納品させて頂きました
写真は納品前テストです。下写真右側はDVD再生中、左側はカーナビのAUXにiPhone 6Sを接続、音楽を流しているところです
下動画は、AVIC-V07MDの電源ON時に液晶画面がでてくるところです(DK101付属スイッチをON、7秒程度)

ご注文頂き誠にありがとうございました

  

 

【ご参考】

右写真はAVIC-V07MDを弊社電源付カーオーディオ用ケース、LE802に組込んだところです
AVIC-V07MDでは、電源を入れると液晶画面が出てきますが、この機器の場合は、ケースとの干渉(LE802上側フレーム部分にあたる等)はありませんでした。

■その他の事例

【事例】お客様ご使用事例(DK101+McIntosh MX5000 )
カーオーディオを部屋で使うメリット

事例一覧はこちら

■製品情報

本事例にて使用致しましたDK101と、電源付カーオーディオケースLE802の製品情報です

DK101-A/S カーオーディオ用電源付配線キット

LE802 電源付カーオーディオケース

■ご購入

アマゾンにてご購入頂けます
DK101-A :金メッキタイプ

DK101-S :錫メッキタイプ

■お問合せ

製品に関するご質問やご不明な点、お持ちのカーオーディオとの接続方法など、どのようなことでも結構です
また、電源付カーオーディオ用ケース「LE802」、電源付配線キット「DK101」、大容量12V21AタイプACアダプター「P-12V210」等を用いたカスタム対応も承っております
お気軽にお問合せ下さい

お問合せはこちら

 

【事例】純正カーオーディオを自宅で使う

■はじめに

Genuine_audios先日、お客様よりお持ちの「国産車の純正カーステレオ」を部屋でご使用されたいとお問合せ頂きました

そこで今回は、DK101を用いて、国産車の純正カーオーディオ(以降純正カーオーディオ)を、自宅で使う方法について解説いたします
写真右側はマツダロードスター 純正オプションのカーオーディオBOSE、左側はダイハツ車の純正カーオーディオです。この解説ではマツダ純正カーオーディオ BOSEを例にとりながらご説明します

■純正カーオーディオについて

Pwrcode多くの市販カーオーディオでは、電源やスピーカー等を繋ぐためのぎぼし端子付きのコード(右写真、電源コードと呼ばれます)が付属しています
DK101やLE802を用いて、家でカーコンポを聞く時には、この電源コードを介して、カーステレオに電源を供給し、スピーカーと接続します
写真は市販カーオーディオと、付属している電源コードの例です。写真上にあるコネクタをカーオーディオ本体に接続して使用します
電源コードからは、電源関連コード(画面右側)、スピーカー関連コード(画面左側)、その他コード(画面中央)が出ています

boseBack一方、純正カーオーディオには、前述の市販カーオーディオのように「電源コード」は付属せず、カーオーディオ本体背面に「コネクタのメス」だけが用意されています
左写真はマツダ車純正カーオーディオ BOSEの背面です。このカーオーディオの場合、背面左側に24ピンのメスコネクタがついています(矢印部分)
純正カーオーディオには市販カーオーディオと違って、ぎぼし端子がついた電源コードが付属していないため、そのままではカーオーディオに電源を供給したり、スピーカーと接続することができません

bose-3そこで、市販されている「純正カーオーディオ変換コネクター」(逆カプラや逆ハーネス、ステレオ変換コネクタとも言われています)を使用します
右写真は、マツダ車純正カーオーディオ BOSEに、市販の純正カーオーディオ変換コネクター(24ピン)を使用したところです
市販カーオーディオと同じように、純正カーオーディオから電源やスピーカーコードを出すことができます。これらコードを使って、電源の供給とスピーカーの接続を行うことができます

ご参考:純正オーディオ変換コネクター

Daihatsu-2 純正カーオーディオ変換コネクターは、カーメーカーだけでなく、カーオーディオの機種によっても、形状やピン数が異なります
たとえば、ダイハツ車純正カーオーディオのコネクタは、マツダ車と違って右写真のように10ピンと6ピンの2コネクタになります。また、同じマツダ車でもカーオーディオの機種によって24ピンではなく、12ピンと8ピンの2コネクタを使用する場合もあります
純正オーディオ変換コネクターを利用する場合は、「必ずお手持ちのカーオーディオにあったもの」をお選び下さい。詳細は純正カーオーディオ変換コネクターメーカーにお問合せ下さい
なお、外車の純正カーオーディオについても、当該カーオーディオの「純正オーディオ変換コネクター」を入手することができれば、ご利用頂くことが可能です

■純正カーオーディオ変換コネクターを用いた接続例

connetここでは、純正カーオーディオ変換コネクターを用いて、純正カーオーディオとDK101の接続方法をご説明します。なお、この例ではマツダ純正カーオーディオ BOSEを使用しています

右図は、純正カーオーディオ変換コネクターを用いた「DK101」と「純正カーオーディオ」の接続図です
図左側が「純正カーオーディオ」、真ん中が「純正カーオーディオ変換コネクター」、右側に「DK101」と、接続する「スピーカー」です

■純正カーオーディオ変換コネクターとDK101の配線を配線する

はじめに、純正カーオーディオ変換コネクターとDK101の配線を行います
接続するコードはスピーカーコードと電源関連コードです

まずはスピーカーコードの接続からご説明します
接続するスピーカーコードは全部で8本、紫、緑、白、灰色のコードで、それぞれ「+」と「-」があります。これら8本のコードを「DK101のスピーカー端子」と接続します。接続方法は簡単、同じ色のコードの「ぎぼしのオスとメス」を繋ぐだけです。なお、各コードの色は以下を示しています

白:フロント左スピーカー(+/-)、灰:フロント右スピーカー(+/-)
緑:リア左スピーカー(+/-)、  紫:リア右スピーカー(+/-)

次に、電源関連コードの接続についてです
電源関連コードは黄(BATT)と赤(ACC)、そして黒(アース)の3本です。黄、赤コードは、スピーカーコードと同様、DK101のスイッチ付コードの色と合わせてぎぼし端子を繋ぐだけです

アースコードは、DK101に付属しているネジを用いて、DK101の「アースコードのクワ端子」と、純正カーオーディオ変換コネクターから出ている「アースコードのクワ端子」を、カーオーディオ本体で「共締め」します

上記以外のコード、例えば、イルミコード(橙)やリモートコード(青)は接続しません
なお、接続方法の詳細についてはDK101の取扱説明書を参照して下さい

DK+bose■コネクターを接続する

DK101と純正カーオーディオ変換コネクターの接続が終わったら、次に純正カーオーディオと純正カーオーディオ変換コネクターを接続します
純正カーオーディオ背面にある「メスコネクタ」に、純正カーオーディオ変換コネクターの「オスコネクター」を差し込みます

■スピーカーを接続する

お手持ちのスピーカーをDK101の「スピーカー端子」に接続します
スピーカーのプラスケーブルをDK101 スピーカー端子の赤に、マイナスケーブルを黒に接続します。なお、上の写真では2組のスピーカーを接続しています

■ACアダプターを接続し、カーオーディオを楽しむ

bose-4配線に誤りがないことを確認した上で、ACアダプターを接続し、ACアダプターをコンセントに差します。DK101のスイッチをONにすると、カーオーディオの電源が入ります。カーオーディオの必要な初期設定を行った後、カーオーディオを楽しむことができます。使わない時はDK101のスイッチをOFFにします(ACアダプターをコンセントにさしていれば設定した内容は保持されます)
右写真はマツダ純正カーオーディオ BOSEを動作させている様子です。写真ではわかりにくいですが、サンスイα-s9とVICTOR SP-EXAR3の2組のスピーカーを接続しています

※カーオーディオの初期設定については、お手持ちのカーオーディオの取扱説明書等を参照して下さい

■まとめ

DK101を用いて、国産車 純正カーオーディオを家で楽しむ方法について解説いたしました
純正カーオーディオには「電源コードが付属していない」ため、市販されている「純正カーオーディオ変換コネクター」を使うことにより、DK101を用いて、純正カーオーディオが部屋で使えること、またその配線方法ついてご説明しました
また、「純正カーオーディオ変換コネクター」はカーメーカーだけでなく、カーオーディオの機種毎に異なるため、使用する純正カーオーディオにあった変換コネクタが必要であることをご説明しました

■事例

他にも解説やお客様ご使用事例があります。是非ご覧下さい。

カーオーディオを部屋で使うには
カーオーディオならではの使い方、2組のスピーカーで音を楽しむ
動画もあります)

その他事例一覧

 

■弊社製品のご紹介

NakamichiCD700II+DK101 カーオーディオ用電源付配線キット DK101

カーオーディオを家で楽しむための電源付配線キットです
配線キットですので、1DINサイズはもちろん、2DINサイズも使用することができます。コードの色を合わせて接続するだけの簡単接続、スピーカー端子、電源も付属していますので、すぐに室内でカーオーディオを楽しむことができます

DK101 詳細についてはこちら
※写真はご使用イメージです
ナカミチ CD700IIをホームオーディオ(サンスイ)に接続しています


【お客様事例】カーナビ展示機でのご使用(オートウェーブ宮野木店様)

AutowaveDemo今回は株式会社オートウェーブ宮野木店様にて、展示機にカーオーディオ用電源付配線キット「DK101-A」をご活用頂いている事例をご紹介します
左写真はDK101-Aをご利用頂いている展示機です

株式会社オートウェーブ様は、カー用品、愛車のメンテナンスを行うお店として、千葉県を中心に展開されているカーショップ様です

オートウェーブ宮野木店様では、PIONEER製カーナビシステム、「サイバーナビの展示ブース」を設置される際、従来の安定化電源を利用した配線では、電源をOFFにした場合にカーナビに設定した内容が消え(※)、電源を入れる度に設定項目の多い「カーナビの設定を毎回しなければならない」という課題をお持ちでした
※車に設置している場合、OFFにしてもカーナビの設定は消えません

DK101WithCyberそこで、弊社DK101が持つ「スタンバイ/ON機能」にご着目頂き、DK101-Aをご導入頂きました

DK101のスタンバイ/ON機能とは、車と同様、スタンバイ時にはカーナビ、カーオーディオに待機電力を供給し、ONによりカーナビ、カーオーディオが立ち上がる機能です
このスタンバイ/ON機能により、待機中には、待機電力によってカーナビ、カーオーディオ動作中の設定がそのまま保持され、開店時、電源を入れるたびに毎回行っていたカーナビの再設定から開放、効率的な運用が可能になりました。写真はサイバーナビ展示機背面にある「DK101のスタンバイ/ONスイッチ」です
なお、弊社製品電源付カーオーディオケース LE802/801にもスタンバイ/ON機能が搭載されています

connetサイバーナビ展示機器の構成としては、サイバーナビ本体にフロント/リアスピーカーが接続され、サイバーナビ本体からパワードサブウーファーを介してサブウーファーを接続されています(右図参照)
サイバーナビ本体への電源供給はDK101から(図中緑破線)、パワードサブウーファーへの電源供給は宮野木店様にてお持ちの既存電源を活用しています(灰破線)。
なお、接続に際してアースは共通にしています
その他、接続されている機器としては、サイバーナビにHDMI経由で大型モニタが接続されています

本年5月にDK101-Aをご導入、DK101-Aで運用開始してから半年以上経過いたしました。DK101-Aにより、電源を入れる度に行っていた設定作業が無くなったことはもちろん、オートウェーブ宮野木店の多くご担当者様から、DK101-Aの導入により、音質が改善されたと高くご評価を頂いております

なお、店舗の展示機は、家庭、部屋での使用と比較し、かなり大きな音でデモされることもあるため、DK101付属3.3AタイプのACアダプターから、弊社5AタイプのACアダプターに変更、電源を強化しています

最後になりますが、事例の掲載、及び店舗内での写真撮影をご快諾頂きましたオートウェーブ様、誠にありがとうございました。写真はオートウェーブ宮野木店様の写真です

miyanogi

・ オートウェーブ様 ウェブページ
・ オートウェーブ宮野木店様店舗情報

その他事例・解説

お客様のご使用事例やその他の事例、解説です

お客様ご使用事例(DK101+McIntosh MX5000)
アンプ内蔵タイプのカーオーディオを室内で楽しむ
事例一覧はこちら

製品情報

本事例にてご使用頂いているカーオーディオ用電源付配線キットDK101と、電源付カーオーディオケースLE801の製品情報です

DK101-A/S カーオーディオ用電源付配線キット

LE802 電源付カーオーディオケース

ご購入

アマゾンにてご購入頂けます(新しいウインドウが開きます)

DK101-A :金メッキタイプ

DK101-S :錫メッキタイプ

 

【お客様事例】カーナビ展示機手間無し運用(オートウェーブ茂原店様)

booth今回は株式会社オートウェーブ茂原店様にて、カーナビ展示機に弊社製品バックアップ機能付電源「DB201」をご活用頂いている事例をご紹介します
左写真はDB201をご利用頂いている展示機 パイオニア製サイバーナビです

株式会社オートウェーブ様は、カー用品、愛車のメンテナンスを行うお店として、千葉県を中心に展開されているカーショップ様です

オートウェーブ茂原店様では、カーナビ、カーオーディオ展示機の運用する際、配電盤のスイッチにて、「開店時に配電盤の電源を入れ、閉店時に配電盤の電源を落とす」運用をされています

DB201Topこのため、配電盤にて電源を落とすと、カーナビへの電力供給が停止し、カーナビに設定した内容が消え、その結果、電源を入れる度に設定項目の多い「カーナビの設定をしなければならない」という課題をお持ちでした(※)

※車に設置している場合、OFFにしてもカーナビの設定は消えません

そこで、オートウェーブ宮野木店様にてカーナビ展示機の電源としてDK101を導入させて頂いた実績を持つ弊社の製品「DB201」のバックアップ機能にご着目頂き、DB201をご導入頂きました

DB201は、特許申請済の「展示機向けのバックアップ機能付電源」です
DB201Mobara-E2DB201は、電源が供給されていない時には、2次電池を内蔵したバッテリーパック(左写真)から、バックアップ電源として、カーナビ、カーオーディオにスタンバイ電力を供給し、電源が供給されている場合には、ACアダプターによるカーナビ、カーオーディオへの電力を供給します

この機能により、配電盤を切る、つまりカーナビ、カーオーディオに電源が供給されなくなると、バッテリーパックから「0タイム」で蓄電した電力をカーナビ、カーオーディオに供給するため、カーナビ、カーオーディオ動作時の設定がそのまま保持されます。もちろん、万一の停電でも同様にスタンバイ電力が供給され、設定が保持されます

このバックアップ機能により、電源を入れるたびに行っていたカーナビの再設定から開放され、「配電盤を入れる、切る」だけの効率的な運用が可能になります
なお、バッテリーパックへの充電は、カーナビ・カーオーディオに電源が供給されている時に自動的に行うため、ご利用頂いているお客様が充電を意識する必要はありません。

茂原店様でのサイDB201Connectバーナビ展示機器の構成としては、サイバーナビ本体にフロント/リアスピーカーが接続されています

サイバーナビへの電源はDB201付属のACアダプターから供給、スタンバイ時にはバッテリーパックからスタンバイ電力が供給されます(右図)

DB201をご導入、運用をはじめてから2ヶ月ほど経過いたしました。DB201により、電源を入れる度に行っていたカーナビの設定作業が無くなり、手間のない運用が可能になったとお喜び頂いております

最後になりますが、事例の掲載、及び店舗内での写真撮影をご快諾頂きましたオートウェーブ様、誠にありがとうございました。写真はオートウェーブ茂原店様の写真です

mobara

・ オートウェーブ様 ウェブページ
・ オートウェーブ宮野木店様店舗情報

なお、弊社では現在ご使用中の電源が使える「バックアップユニット GB305」も販売しております

その他事例・解説

お客様のご使用事例やその他の事例、解説です

【事例】カーショップ オートウェーブ宮野木店様 展示機DK101ご使用事例
事例一覧はこちら

製品情報

本事例にてご使用頂いているDB201と、既存電源がご利用頂けるバックアップユニット GB305の製品情報です

展示機器向け メモリーバックアップ機能付電源 DB201

外部電源型展示機器向けバックアップユニット GB305

お問合せ

製品のお見積、製品に関するご質問、ご不明な点など、お気軽にお問合せ下さい

お問合せはこちら (新しいウィンドウが開きます)

 

【事例】アンプ内蔵カーオーディオをケースで楽しむ

HowToAmp_LE802_1「押し入れにしまってある カーオーディオを部屋で使いたい」
「使っていないスピーカーで音を聞きたい」
「壊れてしまったミニコンポのスピーカーを活用したい」

そんな時、丈夫な カーオーディオ、システムコンポのように使えるカーオーディオを使って、オリジナルオーディオを部屋で、家庭で楽しんでみませんか

ここでは
 「アンプ内蔵タイプのカーオーディオを室内で使う、楽しむ」
事例をご紹介いたします
この事例で使用した機器(上写真)は以下の通りです

【使用機器】

LE802
弊社カーオーディオ用電源付ケースです
Nakamichi CD-45z(以降CD-45z)
Nakamichi社(ナカミチ) 1999年製、アンプ内蔵CDカーオーディオです
CDの再生だけでなく、AUX INや、PRE-OUTがあるため、外部機器との接続も可能です
VICTOR SP-EXAR3(以降SP-EXAR3)
VICTOR社製ウッドコーンスピーカーです
ミニコンポに付属していたスピーカーを活用しています

はじめにHowToAmp_LE802_2

カーオーディオといえば車の中で使うもの
でも、「アンプ内蔵のカーオーディオ」に電源を供給して、ホームで使っているスピーカーを接続すれば、カーオーディオを使って、家庭で音楽を楽しむことができます
さらに異なる特性のスピーカーを2組繋いで、カーオーディオならではの音の楽しみ方もあります

弊社製品「LE802」は、家でカーオーディオを使うための電源付ケースです
「LE802」にカーオーディオを組込み、スピーカーをつなげれば、ホームオーディオのようにカーオーディオを使うことができます
もちろん、あの大きくて重い「車載バッテリー」を室内に持ち込む必要はありません

接続について

この事例では、CD-45zをLE802に組込み、LE802背面にあるスピーカー端子にSP-EXAR3を接続しています。CD-45zへの電源供給は、LE802付属ACアダプターから行っています

またCD-45zには、外部入力(AUX IN)が用意されています
たとえば、iPhone や Androidなどのスマートフォン、iPodTouch、walkmanなどの携帯音楽プレーヤー、iPad等のタブレットを、ピンジャック-RCA変換ケーブルを介して接続し、スマートフォンや携帯音楽プレーヤーの音楽を楽しむことも可能です

HowToAmp_LE802_3なお、デッキタイプのカーオーディオと同じ使い方になりますが、CD45-zにはRCAを経由した外部出力(フロント/リアのPRE OUT)があります
これら外部出力(PREOUT)を活用して、ホームオーディオに接続し、CD-45zをデッキのように使用することも可能です

LE802では背面にある「サービスホール」から、これら外部接続用ケーブルを出すことで、カーオーディオを他の機器と接続することができます(上写真)

※外部機器との接続はカーオーディオの機能によります
※デッキタイプカーオーディオの事例はこちらをご覧下さい
デッキタイプ(アンプレス)のカーオーディオを楽しみ方

接続の条件

カーオーディオ側:アンプ内蔵であること
カーオーディオには、アンプを内蔵している「アンプ内蔵タイプ」と、アンプを内蔵していない「デッキタイプ(アンプレスタイプ)」があります
この事例のように、カーオーディオに直接スピーカーを接続してカーオーディオを使う場合には、「アンプ内蔵タイプ」のカーオーディオを使用します
なお、ここで使用したNakamichi CD-45zはアンプ内蔵タイプです

また、カーオーディオ用電源付ケース「LE802」は、市販1DIN専用となっています。2DINタイプのカーオーディオをご使用される場合は、電源付配線キット「DK101」をご使用下さい

カーオーディオ側:コードにぎぼし端子があること
gibosiLE802にカーオーディオを組込むためには、カーオーディオに下表の端子付コードがついている必要があります(通常、市販アンプ内蔵カーオーディオには表の端子付コードが付属しています)

電源コード 黄(バッテリー、+B)
赤(アクセサリー、ACC)
ぎぼし端子
黒(アース線) クワ端子
スピーカーコード 白(FL+、フロント左+)
白/黒(FL-、フロント左-)
灰(FR+、フロント右+)
灰/黒(FR-、フロント右-)
緑(RL+、リア左+)
緑/黒(RL-、リア左-)
紫(RR+、リア右+)
紫/黒(RR-、リア右-)
ぎぼし端子

カーオーディオにより異なりますが、カーオーディオに付属している電源コードを介して各種端子付コードが出ている場合と、本体から直接端子付コードが出ている場合があります

コードにこれら端子がついていない場合でも、市販のぎぼし端子をつけることでご使用いただけます

電源コードがない場合はメーカーから入手できる場合があります
詳しくはカーオーディオメーカーにお問合せ下さい

接続と操作方法

LE802にカーオーディオを組込む
 アンプ内蔵カーオーディオをLE802に組込みます。詳細な組込み手順書がついていますので、簡単に組込むことができます。手順書については以下をご覧下さい

LE802組込み手順

LE802とカーオーディオ、スピーカを接続をする
 LE802背面にあるスピーカー端子に、スピーカーを接続します

操作方法
 電源を入れて、カーオーディオを楽しみます

これら接続方法、操作方法の詳細については、LE802製品情報をご覧下さい

その他の事例

お客様ご使用事例(DK101+KENWOOD M707+D707)
デッキタイプ(アンプレス)のカーオーディオを楽しみ方
事例一覧はこちら

製品情報

本事例にて使用致しました電源付カーオーディオケースLE802と、カーオーディオ用電源付配線キットDK101の製品情報です

LE802 電源付カーオーディオケース

DK101-A/S カーオーディオ用電源付配線キット

ご購入

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LE802 アマゾンにて販売中

 

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製品に関するご質問やご不明な点、お持ちのカーオーディオとの接続方法など、どのようなことでも結構です
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【事例】アンプ内蔵カーオーディオを配線キットで楽しむ

P9261604カーオーディオ用電源付配線キット「DK101」を用いて、

 「アンプ内蔵タイプのカーオーディオを室内で使う、楽しむ」

事例をご紹介いたします
この事例で使用した機器は以下の通りです

【使用機器】

DK101(電源付配線キット)
カーオーディオ
KENWOOD DPX-7021MPi(2DINタイプカーオーディオ)
スピーカー
VICTOR SX-WD30(上)
ONKYO D-S7GX(下写真)

※アンプがないカーオーディオの事例はこちらをご覧下さい
デッキタイプ(アンプレス)のカーオーディオを楽しみ方

P9251580はじめに

「アンプ内蔵」のカーオーディオは、「アンプレスカーオーディオ」と異なり、カーオーディオだけで直接スピーカーを駆動することができます

DK101を使用することにより、写真のようなカーオーディオとスピーカーだけの「とてもシンプルな構成」で、サウンドを楽しむ、カーオーディオを使うことができます
もちろん、車載バッテリーを室内に持ち込む必要はありません

この構成の場合は、DK101付属ACアダプターからアンプ内蔵カーオーディオに電源を供給し、DK101付属スピーカー端子を使用してカーオーディオでスピーカーを駆動しています
これでカーオーディオを室内で使うことができます
なお、DK101は電源付配線キットですので、1DIN、2DIN等カーオーディオのサイズを選びません

※カーオーディオ、スピーカーは付属していません

接続の条件

カーオーディオ側:アンプ内蔵であること
カーオーディオには、アンプを内蔵している「アンプ内蔵タイプ」と外付けのアンプを使用する「アンプレスタイプ」があります
この事例のように、カーオーディオとスピーカーだけでカーオーディオを使う場合には、「アンプ内蔵タイプ」のカーオーディオを使用します
なお、ここで使用したKENWOOD DPX-7021MPiはアンプ内蔵タイプです

※アンプレスカーオーディオ(デッキタイプ)の事例はこちらをご覧下さい

カーオーディオ側:コードにぎぼし端子があること
gibosiカーオーディオに電源を供給し、スピーカーと接続するためには、カーオーディオに下表の端子付コードがついている必要があります(※)
KENWOOD DPX-7021MPiには、これら端子付コードがついていました

また、この事例では、左右1組のスピーカーを接続しています。このため、実際に使用したスピーカー端子はフロントのみです。もちろん、お好みにより左右2組のスピーカーを用いて、フロント、リアに接続して使用することも可能です。

電源コード 黄(バッテリー、+B)
赤(アクセサリー、ACC)
ぎぼし端子
黒(アース線) クワ端子
スピーカーコード 白(FL+、フロント左+)
白/黒(FL-、フロント左-)
灰(FR+、フロント右+)
灰/黒(FR-、フロント右-)
緑(RL+、リア左+)
緑/黒(RL-、リア左-)
紫(RR+、リア右+)
紫/黒(RR-、リア右-)
ぎぼし端子

※通常、市販カーステレオには表の端子付コードがついています

製品より異なりますが、カーオーディオ付属の電源コードを介して端子付コードが出ている場合と、本体から端子付コードが直接出ている場合があります
コードに端子がついていない場合でも、市販のぎぼし端子をつけることでご使用いただけます

電源コードがない場合はメーカーから入手できる場合があります
詳しくはカーオーディオメーカーにお問合せ下さい

接続と操作方法

DK101とカーオーディオ、スピーカを接続をする
 DK101を用いて、カーオーディオとスピーカーを接続します

操作方法
 電源を入れて、カーオーディオを楽しみます。

これら接続方法、操作方法の詳細については、DK101「取扱説明書」をご覧下さい
(製品情報が新しいウィンドウで開きます)

その他の事例

お客様ご使用事例(DK101+KENWOOD M707+D707)
デッキタイプ(アンプレス)のカーオーディオを楽しみ方
事例一覧はこちら

製品情報

本事例にて使用致しましたカーオーディオ用電源付配線キットDK101と、電源付カーオーディオケースLE801の製品情報です

DK101-A/S カーオーディオ用電源付配線キット

LE801 電源付カーオーディオケース

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DK101-A :金メッキタイプ

DK101-S :錫メッキタイプ

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【事例】カーオーディオならでは「2組のスピーカー」で音を楽しむ

P2232070概要

この事例では、カーオーディオならではの機能、
フロント、リアスピーカー端子にスピーカーを接続し、
FADER機能を使って「自分の好みの音質にする」
をご紹介します
写真ではKENWOODのカーオーディオを使って、iPodTouchの音楽を2つのスピーカー(VICTOR、SANSUI)で鳴らしています

LE801-GWTopはじめに

アンプ内蔵カーオーディオは、フロント、リアそれぞれにスピーカーを接続して音をならすことができます(2組のスピーカーが接続できます)
また、FADER機能により、これらフロント、リアスピーカーの音量バランスを調整することできます。
そこで、特性の異なるスピーカーをカーオーディオに接続し、FADER機能を使って、自分好みの音質で楽しむことができます

どんな使い方ができるの?

特性の異なるスピーカーを、カーオーディオのフロントスピーカー、リアスピーカーに接続し、FADER機能を使ってフロント、リアスピーカーの音量バランスを調整をすることで、アンプが持つ音質調整(イコライザ等)とはひと味違った音を楽しむことができます
たとえば、「中高音域」を得意とするスピーカーと、「中低音域」を得意とするスピーカー2組を接続して、
「中高音側」スピーカーの音量を強めにして、中高音域側を際立たせる
「中低音側」スピーカーの音量を強めにして、低音に厚みを持たせる
ことができます
これにより、自分の好みにあった音にする、音楽ジャンルよって音質を変えるなどして、音を楽しむことができます

事例で使用した機器

この事例で使用した機器をご紹介します

LE801-BWPackage1 LE801
弊社製品、市販1DINサイズ専用のカーオーディオ用電源付ケースです
カーオーディオを部屋で使うために必要な接続コードや、スイッチ、ACアダプター、取扱説明書が全てセットになっています。ですので、ぎぼし端子の圧着や半田付けなどの作業なしに、家庭でカーオーディオを楽しむことができます
また、LE801にはフロント、リア用のスピーカー端子があるので、2組のスピーカーを接続することができます

KENWOOD社製 U300BT
KENWOOD社製、アンプ内蔵デッキ(CD/USB/iPod/Bluetoothレシーバー)です
CDやUSBメモリの再生や、Bluetooth(無線)を介してiPodと接続し、iPod側の操作にてiPod中の音楽を楽しむこともできます
-PR:KENWOOD U300BTパイオニア DEH-970

VICTOR SP-EXAR3
VICTOR社製、1ウェイ・バスレフスピーカーです(9cmウッドコーン、4Ω)です
EX-AR3に付属していました
-PR:JVCケンウッド ウッドコーンスピーカー SX-WD30

SANSUI S-α9
SANSUI社製、2ウェイ・バスレフ方式のスピーカーです(16.5cmウーファ、2.5cmドーム型ツィーター、6Ω)。94年製α9シリーズに付属していました

接続構成

connectアンプ内蔵カーオーディオは、スピーカーを駆動するアンプが内蔵されているため、スピーカーを繋いで、電源を供給すれば、部屋で音楽を楽しむことができます

また、前述のように、カーオーディオではフロント、リアスピーカーあわせて2組のスピーカーを接続し、フロント、リアの音量バランスを調整することができます

事例では、LE801にU300BTを組込み、
SP-EXAR3(VICTOR)をフロントスピーカー端子に、
S-α9(SANSUI)をリアスピーカー端子に接続しました(右図参照)
また、iPodTouchとU300BTはBluetoothで接続しています
なお、U300BTのスピーカーインピーダンスは4~8Ωでした

接続方法

LE801にU300BTを組込む
U300BTをLE801に組込みます。組込みの流れは動画を参照して下さい。なお、動画ではカセットレシーバーを組込んでいますが、組込み方法、配線方法は変わりません
組込みの詳細については、取扱説明書をご覧下さい(ともに新しいウィンドウが開きます)

組込み動画(3分弱の動画です)
取扱説明書(LE801製品ページが開きます)

P2232074LE101と2組のスピーカーの接続
LE801背面にあるフロント端子にSP-EXAR3を、リアスピーカー端子にS-α9スピーカーを接続します(右写真)

2組のスピーカーで音質を調整する

U300BTのFADER機能を用いてフロント、リアスピーカーの音量バランスを調整します(詳細はU300BT取扱説明書参照)

U300BTの「FNCノブ」を押して、FUNCTIONモードに入り、次にFNCノブを回してAUDIO CONTROLを選び、FNCノブを押します
Faderそして、FADERを選択して、FNCノブを押した後、FNCノブを回してフロント、リアのバランスを調整、自分の好みの音質にします
なお、U300BTではF12~0~R12まで調整することができました
※F12:フロントスピーカーのみ、0:フロント、リア同じ、R12:リアスピーカーのみ

個人的な感想ですが、今回の構成では、FADER設定がR3、つまりリア側(SANSUI)を少し強めにした際に、透明度の高く解像感のある高音を生かしながら、低音を補い、立体感のある音を感じることができました

「特性の異なる 2組のスピーカーで 音を楽しむ 」

その他事例

LE801 お客様特注事例:自宅で使うカーオーディオ Pioneer carrozzeria DEH-P01

iPhoneをいい音、こだわりのスピーカーで手軽に楽しむ

その他事例一覧

製品情報

本事例にて使用致しました電源付カーオーディオケースLE801と、カーオーディオ用電源付配線キットDK101の製品情報です

LE801 電源付カーオーディオケース

DK101-A/S カーオーディオ用電源付配線キット

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LE801

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ご試聴

弊社ショールームにてご紹介した「特性の異なる2つのスピーカー」によるサウンドをご試聴頂くことができます
なお、試聴できる機器は変更される場合があります。あらかじめご了承下さい