【解説】カーオーディオ・カーナビを自宅で使う方法(全体)

■はじめに

大変ご好評頂いている「カーオーディオを自宅で使うには」お客様の事例や、数多く頂いたお問い合わせ内容を反映し、リニューアルさせて頂きました

この解説では、はじめに「カーオーディオの種類と種類毎にどんな使い方ができるか」、次に共通的な内容になる「部屋で使うために必要な電源」について、最後に種類毎に配線方法や応用例など(種類ごとのページ)で解説しています(右図)

「部屋でカーオーディオを使う」、さっそく始めましょう


電源付カーオーディオ用ケースLE802にNakamichi社製 CD-700Ⅱ(CDデッキ)を組込み、ホームオーディオ(アンプ:サンスイα9、スピーカー:サンスイα-s9)に接続した例です

押し入れで寝ている大切なカーオーディオ、取り外したカーナビを部屋で楽しんでみませんか

「カーオーディオ、カーナビといえば車で使うもの」、「車でないと使えないもの」と思われがちですが、実は家でも使うことができます

たとえば、使っていたカーオーディオにホーム用のスピーカーを繋いで楽しむ、カーオーディオのデッキをホームオーディオに接続する、カーオーディオのシステムをそのまま家に持ち込むなどなど

また、弊社のお客様の中には、カーオーディオやカーナビの特徴ともいえる

新品カーオーディオをホームオーディオとして使いたいとご要望頂き、弊社DK235と接続後、動作確認しているところです

「コンパクト」、「好きなスピーカーが使える」、
「リスニングポジション設定ができる」、「長持ち」

などの理由から、ホームで使うためにカーオーディオを新調、ホームオーディオとして、またパーソナルオーディオとして使用されるお客様も増えてきています

 

 

 

 


ここでは自宅でカーオーディオ、カーナビを使う方法について次のような流れでご説明していきます

 

 

 

※配線例などご覧になりたい方は、ご使用になりたい「カーオーディオアイコン」をクリックして下さい(ページに移動します)

■カーオーディオの種類とできること

ここでは、カーオーディオ、カーナビの構成を例にとりながら、ヘッドユニットやアンプなどカーオーディオの種類と、種類毎に家でどのような使い方ができるかご説明します

●ヘッドユニット(メインユニット)

車のダッシュボードについている「音楽を再生する、音量、音質を調整する機能を持つカーオーディオ」を「ヘッドユニット」と呼んでいます。メーカーによっては、メインユニットやレシーバーなどと呼ぶこともあります。このヘッドユニットは大きく分けて、アンプ内蔵タイプ/カーナビと、デッキタイプがあります


アンプ内蔵タイプ/カーナビ

一番オーソドックスなタイプ、ヘッドユニットに直接スピーカーを接続することができるカーオーディオです。市販カーオーディオ(社外品ともいわれています)や純正カーオーディオ、カーナビの多くはこの「アンプ内蔵タイプ」です

この構成を取るヘッドユニット、カーナビは、本体内にアンプを内蔵しており、この内蔵アンプでフロント/リアスピーカーを駆動して音を出します。ですから、お手持ちのカーオーディオ、カーナビがアンプ内蔵タイプのヘッドユニットであれば、電源を繋いでスピーカーを接続するだけで、自宅で音楽が楽しめます(下写真)

LE802に Nakamichi社製 CD-45zを組込み、 VICTOR社 woodconeを接続した例

また、ヘッドユニットの機能によりますが、カーオーディオにAUXなど外部機器と接続できる入出力があれば、テレビの音をカーオーディオで楽しんだり、カーオーディオで再生した映像をテレビで見る、最近のカーオーディオ/カーナビではBluetooth(無線)でiPhoneなどのスマホをリモコンのように使いながら、スマホの音楽やインターネットで配信されている音楽を楽しむ、そんな使い方も可能です

もちろん、アンプ内蔵のヘッドユニットのオプション機器、たとえば、MDユニットやCDチェンジャー、ハードディスクユニットなどがあればヘッドユニットとともに使用することができます

また、一般的にカーオーディオ・カーナビではヘッドホンは使用できませんが、弊社製品ヘッドホンアダプターDP32を使用することで、アンプ内蔵タイプのカーオーディオ、カーナビにヘッドホンを接続、ヘッドホンで音楽を楽しむこともできます

※市販カーオーディオ、カーナビには、アンプ内蔵タイプでも、後述のデッキタイプのように外付けアンプを接続して、スピーカーを駆動できるカーオーディオ、カーナビもあります。このような利用方法の場合、デッキタイプとして扱います


○デッキタイプ
ヘッドユニットに外付けアンプを繋ぎ、アンプにスピーカーを接続するタイプのカーオーディオです。高級機に多く見られる構成です

この構成をとるヘッドユニットは、スピーカーを駆動するためのアンプは内蔵しておらず、「再生専用機」として使用します。このようなヘッドユニットをデッキタイプといいます。なお、スピーカーの駆動は外付けパワーアンプで行います

このように「デッキタイプ」のカーオーディオは、アンプを内蔵していないため、単体でスピーカーを鳴らすことはできません。

Pinner carrozzeria X システム RS-D7XⅢを中心に、パワーアンプのRS-A9Xを1台、RS-A7Xを2台接続、更に周辺機器としてCD-7Xを繋いだ事例

そこで、カーオーディオのパワーアンプとともにカーオーディオシステムとして家に持ち込む、ホームオーディオのアンプや、パソコン用スピーカー等の「アンプ内蔵スピーカー」と接続することで、デッキ単体だけでも部屋で音楽を楽しむことができます

右写真はPioneer社のデッキ、RS-D7XⅢを中心にパワーアンプと周辺からなるcarrozzeria Xシステムを部屋で使われている事例です。ちなみにこのシステムではパワーアンプ3台使用してレンジ毎のスピーカーを駆動しています

右下写真はNakamichi社CDデッキCD700-IIにPC用スピーカーを接続、カーオーディオデッキ単体で使用した例です

LE802にNakamichi社製 CD-700IIを組込み、 PCスピーカーを接続した例

デッキタイプ単体では、概ねアンプ内蔵のヘッドユニットよりも消費電力は小さいため、小さな電源で動作させることが可能です
ただ、上記のようにカーオーディオ用のパワーアンプを使用、カーオーディオシステムとして家で使用する場合は、大きな電源が必要になります(パワーアンプの消費電力が大きいため)

また、機器に依存しますが、デッキタイプカーオーディオのフロント、あるいはリアのプリアウト出力に、弊社製品ヘッドホンアダプター「DP32」をつなぎ、ヘッドホンを接続することで、「デッキの音を直接ヘッドホンで楽しむこと」もできます(プリアウト(RCA)の出力インピーダンス等によります)

ご参考 ブログ:デッキタイプのカーオーディオにヘッドホンをつなぐ実験 大成功!!
DENON 製DCT-900、McIntosh PF-21421ともにデッキタイプカーオーディオにDP32を介してヘッドホンを接続、音を楽しんでみました
(McIntoshは動画もあります、新しいウインドウが開きます)


○ヘッドユニットのサイズについて
市販カーオーディオ、カーナビのヘッドユニットは、正面からみたサイズで、1DIN、2DINサイズに大別されます。1DINサイズは、180 mm×50 mm、2DINサイズは1DINサイズの高さが倍の180 mm×100 mmと規定されています。この1DIN、2DINは、ドイツ工業規格(DIN75490)にて定められたもので、現在は国際標準規格ISO(IS07736)でも規定されています。なお、1DIN、2DINですが、奥行きついては規定されていません

解説:ヘッドユニット アンプ内蔵/デッキタイプの見分け方

アンプ内蔵タイプかデッキタイプかは取扱説明書をみると記載されていますが(たとえば配線図等)、取扱説明書がない場合でも、市販カーオーディオの場合、背面をみると区別できることがあります

アンプ内蔵タイプは、下写真左側青枠のように、背面から「スピーカーコード」が出ています(緑、紫、白、灰色のコードが2本ずつ、計8本)

これに対して、デッキタイプは、下写真右側橙枠のように、プリアウトと呼ばれるフロント、リア用の「RCAコード」がでています(スピーカーコードがありません)

なお、緑、紫、白、灰色のスピーカーコードに加え、プリアウトと呼ばれるRCAコードが出ている機器もあります。このような機器では、内蔵アンプでも、外部アンプでもスピーカーを鳴らすことができます

※純正カーオーディオの場合、背面からコードがでている機器は少なく、コネクタ(カプラー)を差し込むソケットだけがある機器が多いようです

●パワーアンプ

デッキタイプのヘッドユニットから送られてくる音声信号を増幅し、スピーカーを鳴らすための機器です

パワーアンプ単体では音を出すことはできませんが、カーオーディオのデッキはもちろん、ホームオーディオのプリアンプと接続することで、自宅で楽しむことができます(ホーム用プリメインアンプではありません)
また、少し変則的な使い方ですが、iPhoneやiPod touchなどの携帯音楽プレイヤーのヘッドホン出力をパワーアンプに接続し、スピーカーで楽しむこともできます

左写真はMcIntosh社のパワーアンプ mcc404に同社 MX5000(CDデッキ)、MPM4000(アウトプットメータ)を接続、部屋で使用している事例です

なお、パワーアンプを自宅で使用する場合、パワーアンプはヘッドユニットと比較して消費電力が大きいため、大きな電源が必要になります。上記事例では弊社大容量ACアダプターP-12V210にて、パワーアンプ、デッキ、アウトプットメータの3つの機器の電源を供給しています

●スピーカー

カーオーディオのスピーカーも自宅で使用することができます
ただし、カーオーディオ用スピーカーには、スピーカーボックスに入っているスピーカーと、スピーカーボックスに入っていないスピーカーユニット(生のスピーカー)があります

スピーカーボックスに入っているスピーカーは、ホームオーディオやカーオーディオのアンプに接続して使用することができますが、スピーカーユニットを部屋で使用する場合には、スピーカーユニットを適切なエンクロージャー(スピーカーボックス)に入れる必要があります

写真右側のサブウーファーは、カーオーディオで使われるJBL社のスピーカーユニット(S3-1024)です。このスピーカーユニットを市販エンクロージャーに入れ、カーオーディオのヘッドユニット、パワーアンプとともに室内で聴けるようにしています

このように、スピーカーユニットもスピーカーユニットにあった市販のエンクロージャーを使う、あるいはエンクロージャーを自作して、オリジナルスピーカーとして、音作りから楽しむこともできます

●その他カーオーディオ

カーオーディオには、ヘッドユニットやアンプ以外にも、カーオーディオに接続できるその他機器があります

たとえば、スピーカーの音量を表示するアウトプットメータ(VUメータ)やパワーモニター、アンプを内蔵したサブウーファ(パワードサブウーファー)などです

これら機器は、その機器の用途や機能によって、部屋でカーオーディオやホームオーディオと接続して楽しむこともできます※

McIntosh社 MPM4000(アウトプットメータ)をホームオーディオに接続

※機器や機能によって、接続できない場合もあります

写真はMcIntosh社 MPM4000 アウトプットメータをホームオーディオと接続した事例です

MPM4000は、スピーカー端子に接続すると、その音量によって針が振れる機器です。
ACアダプターにてMPM4000に電源を供給し、ホームオーディオのプリメインアンプのスピーカー端子に接続しています

 

 

■カーオーディオで使う電源

前節では、カーオーディオの種類と、種類毎にどのように使えるかについてご説明しました
ここからは、カーオーディオを自宅で使うために必要になる電源(共通的な内容です)についてご説明していきます

●カーオーディオを動作させるために必要な電圧

カーオーディオは車で発電した電力やバッテリーに貯めた電力、DC12V(直流)で動作しています
ですから、車と同じように、家でDC12Vの電源が用意できれば、カーオーディオを室内で使うことができます

たとえば、右図のように、車のバッテリーを部屋に持ち込んで、そのバッテリーにカーオーディオを繋げば、部屋でもカーオーディオを動作させることができます(※)
ただ、車のバッテリーは大きくて重い上に、適切な方法で充電、放電をしなければならないため、お薦めできません。
※バッテリーとカーオーディオを正しく配線する必要があります。音を出すためにはスピーカーが必要です

もっと詳しく:バッテリー電圧について

カーオーディオやカーナビの取扱説明書の後半、「おもな仕様」を見ると電圧が「14.4V」と記載されていることがあります

「あれ?車のバッテリーは12Vじゃ?」

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はバッテリーはいつも12Vを出している訳ではありません

右のグラフはある車でエンジンをかけた時、バッテリー電圧を測定したものです。エンジン始動前、このバッテリーの電圧は13V程度ありますが、スターターを回した瞬間、「がく~ん」と10Vを切り、その後、徐々に回復して13V付近まで戻っています。徐々にといっても、この場合は0.3秒ほどの時間ですが。
この電圧変化は、スターターを回すために大きな電力がバッテリーから消費され、その後エンジンの始動によって、発電機から電力が供給、バッテリーへの負荷が軽減されたためです

また、左のグラフは比較的電圧が安定しているアイドリング中の電圧変化を測定したものです。アイドリング中でも、バッテリー電圧は一定でなく、小刻みに電圧が上下しています
ちなみに、左のグラフの電圧変動の幅は約0.2V程度、バッテリーの電圧が13Vであれば、12.9Vから13.1Vの間を行ったり来たりしていることになります

このようにバッテリーの電圧は必ず12V一定というわけではなく、充電中(電気を貯めている時)には電圧が高く、放電中(電気を使っている時)は、電圧が低くなります。また、バッテリーの状況(充電状況や劣化度合い、温度など)によっても電圧や電圧変化の度合いが変わります
のような電圧変化の中でもカーオーディオは動作するように設計されています

ここで少し弊社製品CA-47Kの宣伝を・・・
このようにバッテリの電圧が変動する中で、車に乗せたカーオーディオ、カーナビは動作しています。
弊社製品CA-47K(キャパシタ)をカーオーディオ、カーナビに接続することで、電源を安定させ「本来の性能を引き出す」ことができます。なお、弊社CA-47Kでは聴感に頼るカット&トライだけでなく、計測装置を駆使した効果測定を行っています。詳しくはCA-47Kの製品ページをご覧下さい

CA47K(製品ページ)

●電源に求められること

弊社大容量ACアダプター P-12V210にてパワーアンプを動作させているところ

車のバッテリーを家に持ち込むのは・・・
そこで、家庭用コンセント(AC100V)から、車のバッテリーと同じDC12Vを作って、カーオーディオに電力を供給することでカーオーディオを部屋で動作させることができます。このDC12Vを作る1つの手段として、ACアダプターがあります

ACアダプターと一言でいっても、出力電圧や電流が異なるいろいろなACアダプターが市販されています
まず、カーオーディオを部屋で使うためには、バッテリーと同じ電圧、DC12Vが出せる必要があります。加えて、使用する機器によって、出力電流、つまり何A(アンペア)出力できるかも重要になります

一般的には、デッキタイプ、アンプ内蔵タイプ、パワーアンプの順で消費電流が大きくなります。また、同じ種類の機器でも機械的に動作する部分が多い機器ほど、サイズが大きいほど消費電流が大きくなる傾向にあります
たとえば、CDを再生する機器と、USBメモリだけを再生する機器があった場合、可動部分が多いCDを再生する機器の方が消費電流が大きくなります。1DINタイプのカーオーディオと2DINタイプでは2DINタイプの方が、消費電流が大きくなります

このようにACアダプターを選ぶ際には、使用するカーオーディオによって、適切な電圧、電流(立ち上がり時の突入電流を含めて)のACアダプターを選ぶ必要があります

なお、カーオーディオの取扱説明書を見ると、定格電流10A等の記載されている場合があります。この定格電流は、「その機器が設計上安定して動作する電流値」を示したもので、常にこの電流を消費するというものではありません。通常自宅で使用する場合、取扱説明書に記載されているような定格電流を使うことはありません

また、カーオーディオ、カーナビは電源を切ってしまうと、カーオーディオ、カーナビに設定した内容、たとえば時刻などが消えてしまいます

「ん?車に乗せている時は、エンジン切ってもカーオーディオの設定は残っているよ」

と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、エンジンを切ってもカーオーディオの設定が消えないのは、エンジンを切った状態でも、バッテリーから常にカーオーディオに電源が供給されているためです(スタンバイ)。
バッテリー交換の際、「カーオーディオやカーナビの設定が消えた」と聞きますが、設定が消えてしまうのは、バッテリーを外すことにより、バッテリーからの電源供給がなくなったためです

家で使う場合も、電源を入り切りするたびに設定が消えてしまっては不便ですよね。ですから、車に乗せている時と同じように、常に電源を供給する必要があります
カーオーディオがスタンバイの時は大きな電力を消費しませんが、常につけたままの状態にするため、ACアダプターを選ぶ際には、効率がよく安全性の高いものを選ぶ必要があります

もっと詳しく: スタンバイ時の消費電流について

電流測定の様子

カーオーディオがスタンバイ、つまり車でいう「キーがオフ」になっている時に大きな電力を消費してしまうと、すぐに車のバッテリーが上がってしまうことになります
ですから、カーオーディオのスタンバイ時の消費電力は非常に小さく設計されています。いくつかのカーオーディオを測定した結果では、数mA程度でした(1mAは1Aの1000分の1)

●カーオーディオで使う電源のまとめ

これらのことから、カーオーディオ、カーナビに電源を供給するACアダプターを選ぶ時には、適切な電圧や電流が出力でき、効率が良いものである必要があります
加えて、ノイズが少なく、安全のための機能、例えばショート(短絡)した場合や、ACアダプターの能力を超える電力を要求された場合(過電流)に安全に停止する等の機能を確認する必要があります。国内で使用するためには必須となる「PSEに適合」していることはもちろんです

○他の12V電源

ACアダプター以外にも家庭用コンセントAC100VからDC12Vを作れる電源として、安定化電源や自作PC用のATX電源などがあります。これら電源は、全般的に出力電力が大きい分、筐体が大きく、発熱も多くなるため、冷却用ファンがついている機器も多いようです

P-12V210 12V21A(約250W)出力が可能

カーオーディオの電源として使用する場合には、音楽の邪魔にならないよう、静かなものを選ぶのが良いと思います

○弊社ACアダプターについて

弊社製品LE802、DK105、DK235、P-12V210で使用しているACアダプターは、PSE適合はもちろん、最新の米国エネルギー省(DOE) エネルギー効率基準 LEVEL Ⅵに対応した効率のよいACアダプターです
もちろん、短絡保護、過電圧保護、過電流防止等の安全機能を内蔵しています。使用中万一、過電流になってしまった場合でも、電力供給を自動停止し、適正電流に戻った時点で自動復帰します
また、弊社にて1台1台チェックした上で出荷しておりますので、安心してご使用頂けます

■カーオーディオ種類毎の使う方法

ここまでは、カーオーディオの種類と、カーオーディオを部屋で使うために必要な電源の共通的な内容について解説してきました
ここからは、カーオーディオの種類毎に、家で使うための配線方法や応用例等について、種類毎のページにてご説明しています。下にあるお読みになりたい「アイコン」をクリックして下さい(ページに移動します)

 

 

 

■主な製品・サービスのご紹介

弊社では自宅でカーオーディオを使うための各種製品、サービスをご用意しています

○製品

LE802:市販1DINカーオーディオ専用の電源付ケース
 アンプ内蔵カーオーディオを組込み、お手持ちのスピーカーを繋げばカーオーディオを自宅でお楽しみ頂けます。デッキタイプも使用できます
組込みは簡単、丁寧な組込み説明書も付属しています
DK235:2DINカーオーディオ用電源付配線キット
 2DINタイプのアンプ内蔵カーオーディオやカーナビとDK235を繋ぎ、スピーカーと接続すれば自宅でカーオーディオが楽しめます。ヘッドホンも使用できます。使い方は簡単、色をあわせて繋ぐだけ。ご好評頂いている「DK101」の付属電源を強化(3.3→5Aタイプ)、ヘッドホンアダプタDP32付属した製品です
DK101:1DINカーオーディオ用電源付配線キット
 1DINタイプのアンプ内蔵カーオーディオとDK101を繋ぎ、スピーカーと接続すれば自宅でカーオーディオが楽しめます。もちろん、デッキタイプへの電源供給も可能です
使い方は簡単、コードの色をあわせて繋ぐだけです
P-12V210:大容量ACアダプター12V/21A、250W
 パワーアンプなど消費電流が大きいカーオーディオ向けのACアダプター。ファンレスですので動作音はなく、音楽の邪魔をしません
様々な機器に接続しやすい中継端子付の標準品と、お客様の機器にあわせるカスタム品をご用意しています
DP32:カーオーディオがヘッドホンで楽しめるアダプター
 アンプ内蔵カーオーディオにDP32を接続することで、お手持ちのヘッドホンで楽しめます
LE802/LE801、DK101をご購入、お持ちのお客様はオプションにてご購入頂けます(DK235は付属)

○サービス

LE802組込みサービス
 お手持ちの1DINサイズ市販カーオーディオをLE802に組込んだ上で納品させて頂くサービスです
 ケースに組込むのはちょっと・・・というお客様にお勧めです
接続サービス
 お手持ちのカーオーディオにDK235、DK101を接続した上で納品させて頂くサービスです
カーオーディオ付属電源コードに必要な端子がついていない、配線が苦手というお客様にお勧めです
その他
 カーオーディオシステム全体を家で楽しみたい、市販2DINタイプのカーオーディオをケースに入れて楽しみたいなどなど、お客様のご要望にあわせたカスタム品や特注品も承ります。お気軽にお問合せ下さい
お問合せはこちら

【お客様事例】McIntosh MX406S+HD-DAC1

今回は、McIntosh MX406Sをホームオーディオであるmarantz HD-DAC1へ接続した事例をご紹介いたします。

今回の事例では、MX406Sのプリアウトの出力レベルとHD-DAC1の入力レベルに大きな隔たりがあったため、専用の減衰器付コードをご用意、納品させて頂いた例となっております。

S様より、McIntosh MX406S(以降MX406S)をLE802に組込み、USB-DAC機能にヘッドホンアンプをパッケージングしたmarantz社製 HD-DAC1(以降HD-DAC1)と接続してヘッドホンでMX406Sの音楽を鑑賞されたい、またあわせてMX406SのLE802組込みも弊社にて対応頂きたいとのご要望を頂きました。

 

MX406Sにはデジタル出力がないため、下図のようにHD-DAC1とはアナログ信号での接続になります。

ところが、HD-DAC1のAUDIO IN(アナログ入力)を確認したところ、一般的なホームオーディオのAUX INやLINE INと異なり、スマートホンなどのボリューム付ポータブル機器との接続を前提にした「小さな信号を入力する端子」になっており、MX406Sのプリアウトと、HD-DAC1のAUDIO INの信号レベルには10倍以上の開きがありました。

つまり、MX406Sプリアウト出力をそのままHD-DAC1のAUDIO INに接続してしまうと、「MX406Sの音量をかなり絞らなければならない」ことがわかりました。

オーディオ機器では一般的に、かなり音量を絞った状態ではSN比が悪化する傾向があります(音に対してノイズが増加してしまう)。前述のようにボリュームをかなり絞った状態でご使用頂いた場合、MX406Sがもつ本来の性能を生かし切れないことになりかねません。

もっと詳しく
HD-DAC1のアナログ入力であるAUDIO INは、ポータブルオーディオ機器のヘッドホン出力に合わせてあるため、一般的なアナログ入力に比べてたいへん高感度に設計されており、定格入力は200mVrms(rmsは実効値)となっています。
一方、MX406Sの定格出力は3000mVrmsですから、このままではHD-DAC1に対して過大な信号となる可能性があり、大きな音量の信号が入ったときには音が割れてしまうことになります。

一般的に、オーディオ装置での定格出力や定格入力は、その装置で最大の音量が確保できるときの信号レベルを表していると考えてよろしいので、前段装置の定格出力と次段装置の定格入力が一致したとき、システム全体が音割れすることなく、最大定格で運転されることになります。

幸い、MX406Sには音量ツマミがついていますから、これを使ってずっと絞ってしまえば、出力レベルの問題は一応解決できます。MX406Sの音量ツマミの可変範囲、時計の位置として7:30~16:30に見立てて出力を実測すると、ツマミが10:00くらいになったときに200mVrmsが出力されるようです(右図)。

しかしながらMX406Sにとって、この運転状態は決して感心できるものではありません。なぜならば、オーディオ機器では一般的には音量を絞った状態ではSN比(雑音の比率)が悪化してしまうからです。
走行中の車内に比べて、家庭の室内はずっと静かですから、SN比の悪さはすぐに気になってしまうことでしょう。せっかくの銘機をそのような状態で使うのは申しわけないことだと思います。

 

そこで、MX406Sの音量をあまり絞らなくても良くなるよう、接続ケーブルの途中に減衰器(アッテネータ:ATT)を挿入することにしました。

もちろん、この減衰器で雑音を発生させては本末転倒なので、ここには抵抗器だけからなる減衰回路(能動素子を含まない)を製作し、ケーブル途中に挿入することにいたしました(左図)。

組込みサービスのため、S様よりお送り頂いたMX406S到着後、簡単な動作確認を行わせて頂き、LE802に組込んだ上で、製作した減衰器付ケーブル(写真)を接続、期待通りの減衰特性が出ているか確認を致しました。

コードの途中、膨らんでいるところに「減衰器」が入っています。減衰器には静電シールドを施し、プラスチックケースに収納しています。このケーブルの電気的な特性を測定すると、可聴帯域(10Hz~20kHz)において減衰率がフラットとなっており、MX406Sの音質を損なうことなく伝達可能であることが確認できました。

最後にLE802に組込んだMX406Sに、減衰器付コードを取付けた状態で、納品させて頂きました。

 

納入後S様より、ご自宅で稼働中のお写真をいただきました。
HD-DAC1にお気に入りのヘッドホンを接続し、音楽をお楽しみいただいているそうです。

ところで、今回のシステム構成はDAコンバータのアナログ入力機能を利用して、更にヘッドホン出力を利用するということで、一見非主流的な使用方法ではないかと思われがちです。しかしながら、HD-DAC1に搭載されているアナログ回路、特にヘッドホンアンプに至ってはたいへん高性能なアンプのようです。

有名なホームオーディオ機器であっても、意外とヘッドホン出力についてはおまけ的な機能として付属していることが多いのですが、HD-DAC1では専用のヘッドホン出力回路が搭載されています。このような性能に着目してシステムを構築されたS様の技量に敬服いたします。

S様、お写真をお送りいただき、ありがとうございました。「部屋で楽しむカーオーディオ」を存分にご堪能いただけましたら幸甚です。

最後に弊社にて納品前の動作確認の際、撮影したMX406Sの動画を掲載いたしました。
あわせてご覧下さい(写真をクリックすると別ウィンドウが開きます)。

【お客様事例】McIntosh MPM4000

MPM4000Top電源付カーオーディオ用配線キット DK101 をご利用頂いたお客様のご使用事例についてご紹介いたします
今回はMcIntosh MPM4000をホームオーディオに接続する事例です

お客様より、McIntosh MPM4000をホームオーディオと接続して、ご自宅で使用したい。弊社製品DK101(電源付配線キット)で使用することができるかとお問合せ頂きました

MPM4000はカーオーディオ用周辺機器であるため、電源については弊社DK101が使用できることをお伝えした上で、お持ちのMPM4000、取扱説明書などを参照させて頂きながら、ホームオーディオと接続、使用できるか確認させて頂くことが可能とご回答差し上げ、早速、弊社までご足労頂けることになりました

写真はLE802に入れたナカミチCD 45-zに、MPM4000を接続、動作させているところです

▼PR:McIntosh関連製品

MPM4000-1はじめに、マッキントッシュ MPM4000について簡単にご説明します

MPM4000はMcIntosh カーオーディオ用の周辺機器、「POWER OUTPUT METER」で、「パワーアンプ部の出力電力をアナログメータで確認することができる製品」です(MPM4000には、再生機能はなく、アンプも内蔵していないため、単体で音を出すことはできない製品です)
接続方法は、DC12V電源をMPM4000に与えた上で、MPM4000のL/R信号コードをスピーカーの出力端子に接続します(右下配線図)

HAconnect

DK101を用いて、MPM4000をホームオーディオと接続して使用する場合は、以下のように接続します

電源関連のコードは、MPM4000の「イルミ電源コード」と「アンプリモートコード」を、DK101の「ACCコード」と接続します
これらコードの接続に際しては、DK101の「ACCコードを2分岐」するか、MPM4000の「イルミ電源コード」と「アンプリモートコード」を接続した上で、DK101の「ACCコード」に接続します
アースコード、及びバックアップコードは通常の接続方法と同じです

MPM4000+DK101MPM4000から出ているL/R信号コードは、コードにぎぼし端子がついているため、直接ホームオーディオに接続することはできません。そこで、図のようにDK101付属のスピーカー端子を仲介させてホームオーディオのアンプ側と接続します
なお、DK101のスピーカー端子との接続において、MPM4000のぎぼし端子の「オス・メス」が逆になっているため、極性を反転して接続する必要があります

これら接続方法をまとめたものが下表です。
上写真はMPM4000とDK101を接続したものです

MPM4000コード DK101コード 備考
アースコード(黒) アースコード(黒) MPM4000筐体で共締め
バックアップコード(黄) BATTコード(黄)  色を合わせて接続
イルミ電源コード
(橙/白)
ACCコード(赤) DK101側のACCコードを
二股に分ける、あるいは
イルミ電源コードとアンプ
リモートコードを接続した上で
ACCコードに接続する
MPM4000フロントパネルの
「McIntosh」の文字を消灯する
場合は、イルミコードを
「未接続」にする
アンプリモートコード
(青/白)
ACCコード(赤)
L信号+コード(白) フロントL-コード(白/黒) 極性(+/-)が逆ですが
問題ありません(※)
L信号-コード(白/黒) フロントL+コード(白)
R信号+コード(灰) フロントR-コード(灰/黒)
R信号-コード(灰/黒) フロントR+コード(灰)

上記接続方法にて、MPM4000と弊社デモ機のDK101、オーディオを接続し、ご来店頂きましたお客様とともにMPM4000のVUメータが振れ、イルミネーションが点灯することを確認いたしました
web_teacmpm4000お客様には大変喜んで頂けました

その後、弊社にてMPM4000をお預かりし、DK101と接続、動作確認をした上でweb_mundmpm4000お客様にお送りさせて頂きました

後日お客様より、ホームオーディオに接続され、楽しまれているとのご連絡を頂きました
また、お客様よりMPM4000の事例として、弊社WEBページへの掲載をご快諾頂きました

写真は、お客様よりお送り頂きました「MPM4000とTEAC + JBL(上)」を、また「MPM4000とGOLDMUND + DENON + DALI(下)」に接続されている写真です
バランスなどから「TEAC+JBL」のシステムにてご利用されているとのことでした
T様、誠にありがとうございました

※更に詳しく:極性について

オーディオ信号はスピーカー端子で見ると交流信号になっています
この交流信号をこのままメーターにつなぐと針が全く振れません。これは、針が右に振れようとした次の瞬間、信号の極性が反転してしまい、今度は針が左に振れようとするためです。すなわち、平均すると針を振らせようとする力が相殺されてしまうので、針が振れません
そこでオーディオパワーメーター装置では、この信号うち針を右に振らせようとする信号だけに反応するような回路を組み込み、メーターが振れるように作られています
オーディオ信号は、平均的には必ず正負が同等になりますので、電線の接続で正負を反転してもメーターの振れには何の影響もないのです

LE802withMPM4000-1左写真は、ご参考として、MPM4000を弊社電源付カーオーディオ用ケース LE802に組込み、ホームオーディオと接続した例です
使用機器は、ナカミチ CD-45z(デッキとして使用)、MPM4000、アンプはサンスイ α-9です
接続方法は、ナカミチ CD-45zのPRE-OUTをサンスイのCD(LINE-IN)に接続、MPM4000はLE802の背面スピーカー端子を経由してアンプのスピーカー端子に接続しています

■その他の事例

【事例】お客様ご使用事例(DK101+McIntosh MX5000 )
カーオーディオを部屋で使うメリット

事例一覧はこちら

■製品情報

本事例にて使用致しましたDK101と、電源付カーオーディオケースLE802の製品情報です

DK101-A/S カーオーディオ用電源付配線キット

LE802 電源付カーオーディオケース

■ご購入

アマゾンにてご購入頂けます
DK101-A :金メッキタイプ

DK101-S :錫メッキタイプ

■お問合せ

製品に関するご質問やご不明な点、お持ちのカーオーディオとの接続方法など、どのようなことでも結構です。
お気軽にお問合せ下さい。

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【事例】McIntosh MPM4000を部屋で楽しむ

LE802+MPM4000-Top1先日、お客様事例として、カーオーディオ用配線キット DK101とMcIntosh MPM4000を接続し、お楽しみ頂いている事例を掲載させて頂きました。

今回は、そのお客様よりお借りしたカーオーディオ用パワーアウトプットメータ McIntosh MPM4000を弊社製品「LE802」に組込み、ホームオーディオと接続する事例をご紹介します

左の写真はMPM4000をLE802に組込みホームオーディオと接続している写真です。右下の写真はMcIntosh MPM4000です

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MPM4000-1はじめに、マッキントッシュ MPM4000とLE802について簡単にご説明します

MPM4000はMcIntosh カーオーディオ用の周辺機器、「POWER OUTPUT METER」で、「パワーアンプ部の出力電力をアナログメータで確認することができる製品」です(MPM4000に再生機能はなく、アンプも内蔵していないため、単体で音を出すことはできない製品です)

LE802は市販1DINサイズ用電源付カーオーディオケースです。LE802にカーオーディオを入れれば、部屋でカーオーディオを楽しむことができます。電源付ですので、車載バッテリーを家に持ち込む必要はありません

MPM4000を家で使用する場合は、MPM4000にDC12V電源を与えた上で、MPM4000のL/R信号コードを、アンプスピーカーの出力端子に接続します。すると、出力電力に応じてアナログメータが動作します。下図はLE802にMPM4000を組込み、ホームオーディオのアンプ(スピーカー出力端子)と接続した図です

HAconnect

■LE802にMPM4000を組込む

MPM4000fig-1MPM4000は通常のカーオーディオと異なり、図のように本体の幅、高さともに1DINサイズですが、フロントパネル部分が1DINサイズの幅、高さを超えています(右図中 緑矢印部分)
また、通常のカーオーディオと比べると、奥行きも浅く、MPM4000を固定するネジ穴も左右に1箇所ずつになっています(橙矢印部分、通常のカーオーディオは複数)

このため、LE802に組込む際には、通常の市販1DINサイズカーオーディオとは異なる組込み手順、具体的にはLE802のフロントパネルを外してMPM4000を組込んだ上で、配線することになります

0-Flame○LE802のフロントパネルを外す

右図のように、LE802の天板を外した後、上フレームの固定ネジを外して、上フレームを外します
そして、LE802のフロントパネル数mmほど上に持ち上げ、フロントパネルを下フレームの溝から外した上で手前に引き、フロントパネルを外します。このとき、スイッチとスイッチの配線は外しません

○MPM4000にLE802のフロントパネルと固定金具をつける

MPM+FPanel-1取り外したLE802のフロントパネルを左写真のように、MPM4000の背面から差し込みます(固定はしません)
差し込む際、LE802のスイッチとその配線はつけたまま作業となりますので、フロントパネルは強く引っ張らないよう注意して下さい

パネルを取付けたら、次に固定金具をMPM4000に取付けます。使用するネジはLE802付属のM5ネジです
前述のようにMPM4000は側面に固定用ネジ穴が一つであるため、左写真のように1つのネジで固定金具を固定します。固定金具を取付けの際には、水平になるように注意して下さい(1cm以上の厚みがある台の上に載せると作業しやすいです)

○MPM4000をLE802に組込む

フロントパネルと、固定金具を取付けたMPM4000を少し浮かせた状態でLE802のフロント側からMPM4000を入れ、固定金具の穴がLE802底板から出ているボスに入るようにします。あわせて、フロントパネルをLE802の下フレームの溝に落とします。
なお、この時点では固定金具をナットで固定しません(後述のアース配線を行うため)

○LE802とMPM4000を配線する

LE802とMPM4000の配線は、「電源関連のコード」と「L/R信号コード」です

MPM+connect-1電源関連のコードで配線するものは、「イルミ電源コード(橙/白)」、「アンプリモートコード(青/白)」、「バックアップコード(黄)」、「アースコード(黒)」の4種類です

「イルミ電源コード」と「アンプリモートコード」は、LE802の「ACCコード」と接続します。写真のように、MPM4000は「イルミ電源コード」と「アンプリモートコード」が二股に分かれています。この「イルミコード」と「アンプリモートコード」を接続した上で、「ACCコード」と接続します
バックアップコードは、LE802のBATコード(黄)と接続します。
なお、LE802とMPM4000の「アースコード」は、後述するLE802とMPM4000を固定する際に、あわせてLE802の固定金具に共締めします

次に、「L/R信号コード」を接続します。「L/R信号コード」には白コード2本、灰コード2本があります。LE802スピーカー端子から出ているコードの色と合わせて接続します。接続する際、MPM4000のぎぼし端子の「オス・メス」が逆になっています。このため、極性を反転して接続します
なお、LE802にある「緑コード」、「紫コード」とは接続しません

MPM+connect-2

これら接続方法をまとめたものが下表です

MPM4000コード LE801コード 備考
アースコード(黒) アースコード(黒) 固定金具と共締め
バックアップコード(黄) BATTコード(黄)  色を合わせて接続
イルミ電源コード
(橙/白)
ACCコード(赤) イルミ電源コードとアンプ
リモートコードを接続した上で
ACCコードに接続する
MPM4000フロントパネルの
「McIntosh」の文字を消灯する
場合は、イルミコードを
「未接続」にする
アンプリモートコード
(青/白)
ACCコード(赤)
L信号+コード(白) フロントL-コード(白/黒) 極性(+/-)が逆ですが
問題ありません(※)
L信号-コード(白/黒) フロントL+コード(白)
R信号+コード(灰) フロントR-コード(灰/黒)
R信号-コード(灰/黒) フロントR+コード(灰)

 

LE802とMPM4000を固定する

MPM4000を前後に動かし、位置を調整した上で固定金具をLE802付属のワッシャーとナットで固定します。このとき、MPM4000とLE802のアースコードを共締めします

○上フレームと天板を取付ける

最初に外した上フレームと天板を取付けて完成です

MPM+LE802

McIntosh MPM4000をお貸し頂きましたT様、誠にありがとうございました
なお、弊社製品 DK101を用いてMPM4000をご利用頂いている事例は以下です

お客様ご使用事例(DK101+McIntosh MPM4000 )

※更に詳しく:極性について

オーディオ信号はスピーカー端子で見ると交流信号になっています
この交流信号をこのままメーターにつなぐと針が全く振れません。これは、針が右に振れようとした次の瞬間、信号の極性が反転してしまい、今度は針が左に振れようとするためです。すなわち、平均すると針を振らせようとする力が相殺されてしまうので、針が振れません
そこでオーディオパワーメーター装置では、この信号うち針を右に振らせようとする信号だけに反応するような回路を組み込み、メーターが振れるように作られています
オーディオ信号は、平均的には必ず正負が同等になりますので、電線の接続で正負を反転してもメーターの振れには何の影響もないのです

■動画

MPM4000をホームオーディオに接続、動作させている動画です

■その他の事例

【事例】お客様ご使用事例(DK101+McIntosh MX5000 )
カーオーディオを部屋で使うメリット

事例一覧はこちら

■製品情報

本事例にて使用致しましたLE802と、カーオーディオ用配線キットDK101の製品情報です

LE802 電源付カーオーディオケース

DK101-A/S カーオーディオ用電源付配線キット

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【事例】デッキをホームオーディオで楽しむ

カーオーディオ用電源付配線キット「DK101」を用いて、

「デッキタイプ(アンプレス)のカーオーディオをホームオーディオに接続して楽しむ、使う」

DCT-900事例をご紹介いたします。

この事例で使用した機器は以下の通りです。

【使用機器】

DK101(電源付配線キット)
カーオーディオ:DENON DCT-900
(デッキタイプカーオーディオ)
アンプ:ONKYO A-907X
スピーカー:ONKYO D-S7GX
市販RCAケーブル

はじめに

DK101-Aデッキタイプカーオーディオは、スピーカーを駆動するアンプが内蔵されていないため、直接スピーカーを駆動することができません
そこで、DK101を用いてデッキタイプカーオーディオ(以降カーオーディオ)に電源を供給し、カーオーディオをホームオーディオに接続した上で、ホームオーディオから音を出す構成としています

 なお、ホームオーディオのアンプには、スピーカーが接続されている前提としています
(この構成では、DK101付属のスピーカー端子は使用しません)

接続の条件

カーオーディオ側:RCAピン出力端子があること
DENON DCT-900には、RCAピン出力として「フロント出力端子とリア出力端子」がありました
今回はRCAフロント出力端子を使用しています

ホームオーディオ:アンプに接続されていないRCAピン入力端子があること
ONKYO A-907Xには、CDやCDR等、複数のRCAピン入力端子がありました
本事例ではCDの入力端子を使用しています

接続方法

ご注意:接続する前に
各機器(カーオーディオ、ホームオーディオ)の電源をOFFにし、必ず「コンセントを抜いた状態」で作業を行います
なお、各機器の接続方法については、各機器の取扱説明書を参照して下さい

DK101を用いて、カーオーディオの電源配線をする
DK101とカーオーディオを接続します
接続するコードは、黄(バッテリ―:+B)、赤(アクセサリ:ACC)とアースです(接続図緑枠部分)
接続方法についてはDK101の取扱説明書(製品ページに移動します。新しいウィンドウが開きます)を参照してください

カーオーディオとアンプを接続する
市販のRCAケーブルを用いて、カーオーディオ側のRCAフロント出力端子と、アンプ側のCD RCA入力端子を接続します(接続図青枠部分)cdplayer

ご注意
絶対にアンプのRCA出力端子(たとえば、LINE OUT側等)に接続しないでください

アンプにPHONO入力端子がある場合、PHONO入力端子には接続しないで下さい
(接続機器が破損する恐れがあります)

接続を確認する
カーオーディオ、アンプの電源を入れる前に、接続に誤りがないことを確認します

電源を入れ、音楽を楽しむ

アンプのボリュームを最小にする
電源を入れる前に、アンプのボリュームを「最小」にします
(電源を入れた時、急に大きな音が出るのを防ぐためです)

電源プラグをコンセントにさす
各機器の電源プラグをコンセントに接続します

カーオーディオの電源を入れる
DK101 付属スイッチをONにし、カーオーディオの電源を入れます
必要に応じてカーオーディオの初期設定を行います
(カーオーディオ初期設定の方法はカーオーディオの取扱説明書を参照して下さい)

アンプの電源を入れ、聞く機器を選択する
アンプの電源を入れ、入力切替えツマミ(INPUT)で聞く機器(ソース)をCDにあわせます
(カーオーディオをアンプのLINEに接続した場合は、LINEにあわせます)

カーオーディオで再生する
カーオーディオにCDを入れ、CDの再生が開始したことを確認します
(次に示す音量調整をするため)

音量を調節する
アンプのボリュームを徐々に上げ、適切な音量に調整します
アンプのボリュームをあげても音量が小さい、あるいは音が割れているうような場合には、カーオーディオ側のボリュームで調整します

その他事例・解説

お客様のご使用事例やその他の事例、解説です

お客様ご使用事例(DK101+McIntosh MX5000)
アンプ内蔵タイプのカーオーディオを室内で楽しむ
事例一覧はこちら

製品情報

本事例にて使用致しましたカーオーディオ用電源付配線キットDK101と、電源付カーオーディオケースLE801の製品情報です

DK101-A/S カーオーディオ用電源付配線キット

LE801 電源付カーオーディオケース

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DK101-A :金メッキタイプ

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【お客様事例】McIntosh MX5000

Left電源付カーオーディオ用配線キット DK101 をご利用頂いたお客様のご使用事例についてご紹介いたします
今回はMcIntosh MX5000です

お客様より、McIntosh MX5000をご自宅で使用するにあたり、弊社製品DK101(電源付配線キット)についてお問合せ頂きました
使用する機器構成としては、MX5000を同じくMcIntoshのパワーアンプ、MC2255に接続されるとのことでした

▼PR:McIntosh関連製品

testMcIntosh MX5000は、アンプレスのCDカーオーディオ(デッキタイプ)で、本体とDC-DCコンバータから構成されています

そこで、右配線図のように、MX5000のDC-DCコンバータにDK101から電源を供給し、MX5000にあるRCA出力(FRONT、REARのいずれか)をMC2255に接続することで、ご自宅で音楽をお楽しみ頂けるとお話しさせて頂きました
また、ご来店いただければ、MX5000とDK101の配線もお手伝いさせて頂くことをご申し上げました

バッテリーコード(黄)
DC-DCコンバータから出ている黄コードと接続

アクセサリコード(赤)
DC-DCと本体を接続する電源コードの赤コードと接続

アースコード(黒)
DC-DCコンバータから出ている黒コードと、
DK101のコードの2本をDC-DCコンバータの筐体に共締め

それ以外のコード
上記バッテリー、アクセサリー、アースコード以外は接続しない
(端子が露出している場合は端子を絶縁)

Right1後日、弊社にご来店頂き、MX5000とDK101-Aの配線のお手伝いをさせて頂きました。写真はその時の様子です

はじめに、上記配線図のようにMX5000と、DK101-Aを接続し、MX5000に電源が入ることを確認しました

次にMX5000の電源を落とし、MX5000の出力(RCA FRONT側)を弊社常設アンプ(ONKYO)とスピーカー(SANSUI)に接続した上で、電源を入れ、正常に音が出ることを確認しました。左上写真は動作させているときの様子です

Connect1最後に、右下写真のように、コード類を整えて終了いたしました

お客様には、MX5000と、DK101-Aのコードを接続したままの状態でお持ち帰り頂き、ご自宅でMC2255に接続していただきました

その後、お客様より無事に動作していること、またDK101-Aに接続しておけば、ヘッドユニットの電源をOFFにしても初期設定に戻らないので便利(FM局がリセットされない)とご評価頂きました
またあわせてご使用されている写真もお送り頂きました。以下2枚は、お客様からお送り頂いた写真です

最後になりますが、事例の掲載、写真撮影をご快諾、さらにはご自宅でご利用頂いている写真をお送りいただきました
T様、誠にありがとうございました

末永く、良きカーオーディオライフをお楽しみ下さい

      McIntosh-1    McIntosh-2

■その他の事例

事例一覧はこちら

■製品情報

本事例にて使用致しましたDK101と、電源付カーオーディオケースLE801の製品情報です

DK101-A/S カーオーディオ用電源付配線キット

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